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SAP NetWeaver'04 Java System の Add-in ① [SAP]

SAP NetWeaver'04 は ABAP System と Java System の2つから成り立っています。
ABAP System だけをインストールする事も出来ますし、Java System だけをインストールする事も出来ます。
両方をインストールする事も出来ます。
両方をインストールする場合は、先に ABAP System をインストールした後、Java System を取り付けます。Java System Add-in と言われています。
SAP R/3 Enterprise は ABAP System だけでしたが、ベースは NetWeaver 6.20 なので Java System を Add-in して取り付ける事が出来ます。
インストールガイドには下図の様に説明があります。
JavaSystem.JPG
これは、ABAPのセントラルシステムにJava System を Add-in した図です。
実際に、R/3 Enterprise のフルキットには 6.20/6.30/6.40 の時期によってバージョンは異なりますが、Java System が付いてきます。
そういう事で、R/3 Enterprise に 6.40 の Java System を Add-in しようと思います。
今回はインストール前処理です。

その前に、ちょっと説明をしておきます。
ABAPのセントラルシステムに Java System を Add-in すると、ABAP System の配下に Java System が配置されます。
ABAP を起動すると、ABAP起動後にABAP System から Java System が起動されます。
また、データベースには ABAPの Schema とは別に Java System の Schema が作成され、そこにデータベースが配置されます。
Java System からは直接 ABAP System のデータは参照しません。ABAP - Java 間のやり取りは RFC の ネットワーク経由でアクセスします。
また、セントラルサービスインスタンス(SCS)というのが立ちます。
SCSは複数の Java System があった時に接続先を制御したり、キュー制御をするために使用されます。
SCSはセントラルシステムとは別にシステム番号を持ちます。
JavaSystem_setsumei.JPG

Java System では Java の SDK が必要なので、インストールしておきます。
今回は R/3 Enterprise のインストーラーで Java が必要だったので予めインストールされています。
6.40 に必要な Java は 1.4.2 です。
JDK.jpg
Java インストールフォルダに 環境変数 JAVA_HOME の設定も必要です。
03.JPG
Java System は Unicode システムなので、non Unicode の ABAP System に Add-in する場合は、DBMSにいくつか設定を行う必要があります。
DB2LUW の場合は以下を実行します。
1. db2(sid)でログオン
2. db2コマンドセンタを起動
3. 以下のパラメタを設定
db2set DB2_IMPLICIT_UNICODE=YES
4. 以下のコマンドを実行
DB2 UPDATE DB CFG FOR (SID) USING ALT_COLLATE IDENTITY_16BIT
5. DB2を再起動
02_m.jpg
SQLServerの場合は照合順序(collation)を 850BIN→850BIN2 に変更する必要があります。
変更はSAPのツールを使用します。
それと、ユーザ認証を混合モードにする必要があります。
Oracleの場合は特に何かする必要はありません。

次回は SAPINSTによる Java System の Add-in です。

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