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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール⑥ [SAP]

⑤では Oracle11g インストールの途中まででした。
今回はその続きとOracleのパッチです。

前回までで、インストールの準備が出来たので、 install でインストールを開始します。
23m.jpg

しばらく時間が掛かってインストールが進行します。
24m.jpg
最後に root でスクリプトを実行する様に促されます。
25m.jpg
新にターミナルを開いて、su - root で root になって、
oraInstRoot.sh と root.sh を実行します。
26m.jpg
以上で Oracle11gのインストールが完了します。
28m.jpg

続いて Oracle のパッチを適用しますが、その前にパッチ適用ツールである OPatch と MOPatch を更新します。
OPatch は Oracleの Patch適用ツールです。
MOPatch は SAP用に提供された Oracleのパッチを適用するツールです。
両方とも SAPサービスマーケットプレイスからOracleのバージョンに合ったものをダウンロードして解凍します。
解凍すると OPatch と MOPatch のフォルダが出来るので、これらを $ORACLE_HOME にあるものと入れ替えます。
元々のフォルダを別名に mv し、解凍したものを cp -r でコピーし、chown -R で Oracleユーザへオーナーを変更します。
29m.jpg

Oracleのパッチは 10.2.0.4 とか 10.2.0.5 とか 11.2.0.2 とか 11.2.0.3 というレベルのパッチセットと、
細かいパッチを幾つかまとめたバンドルパッチがあります。

まずパッチセットです。
Oracle10g では 10.2.0.1 から 10.2.0.4 等へ OUIで適用していましたが、Oracle11g では 11.2.0.2 から 11.2.0.3 等にはアップグレードという形で適用する事になりました。
もしくは、11.2.0.2 → 11.2.0.3 という段階的な適用ではく、直接 11.2.0.3 でインストール出来る様になりました。
今回は直接 11.2.0.3 をインストールしています。

続いてバンドルパッチです。
Windows用のOracleではパッチを幾つかまとめて定期的にバンドルパッチをリリースしていますが、UNIXやLINUXでは特別そういうものは無い様です。
ただし、SAP用にはSAP環境用にパッチをまとめた、SAPバンドルパッチ(SBP)が提供されています。
例えば SAP_112033_201210_LINX8664.zip 等がSBPです。
SBPを適用するためのツールが MOPatch で、ora(sid)ユーザでログインして、Oracleやlintener等を停止してからSBPを解凍しないでzipのまま適用します。
$ORACLE_HOME/MOPatch/mopatch.sh -v -s SAP_112033_201210_LINX8664.zip
SBPの適用の方法や後処理等はSBPと共にある README.htm を参照して下さい。
32m.jpg
今回はDBがまだ出来ていない状態なので、MOPatch での適用しかしていません。
SBPの後処理は、今のOracleの状態では実行モジュールを入れただけの状態で SQL が実行できないため、この後の sapinst でのDB作成後に実施します。

次回はOracleのインストールがとりあえず完了したので、root でログインし直して sapinst の続きを行います。
35m.jpg
36m.jpg

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