SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC (28) [SAP]
SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC です。
前々々回からSAPインストール後処理をしています。
今回はクライアントコピーです。
・クライアントコピー
カスタマー用のクライアントを既存のクライアントからコピーして作成します。
新しいクライアントを定義します。
Tr.SCC4 を起動し、変更モードにします。
新規エントリボタンを押します。
以下の様に登録します。
任意のクライアント番号,標準通貨,クライアントロール,クライアント依存/非依存,保護レベル0,eCATT,制御(なし)
定義したクライアントにログオンします。
ユーザは SAP* がハードコーディングされてます。
ハードコーディングされた SAP* のパスワードは pass になります。
新規に定義したクライアントに SAP* でログオン出来ない場合は、プロファイルパラメータで無効化されている事が考えられます。
パラメータ login/no_automatic_user_sapstar に 0 を設定して下さい。設定したら再起動が必要です。
クライアントの定義だけでは使用できる環境にないので、他のクライアントからデフォルトのカスタマイズをコピーします。
Tr.SCCL を起動し、選択プロファイルを選択し、ソースClientとユーザマスタソースClientを選択します。
今回は SAP_ALL で ソースClientを 000 ,ユーザマスタを 001 とします。
SolutionManagerみたいにJavaシステムがあると、001にしかJava接続用のユーザやロールがないので、001をユーザマスタのコピー元にします。
クライアントコピーを早くするために並列プロセスの設定をします。
プロセス数とRFCサーバグループを指定します。この場合、サーバ1台で4プロセスでクライアントコピーを実施します。
テスト実行のチェックが外れているのを確認してバックグラウンドでスケジュールボタンを押します。
クライアント000からのSAP_ALLでのコピーではインフォメーションが出ますが、そのまま続行します。
即時とプリンタダイアログなしにチェックします。バックグラウンドサーバは特に入力の必要はありません。
スケジュールボタンを押します。
ここで、システムにFINBASISが含まれている場合、以下のダイアログが出て、追加の設定を求められます。
コピー先とは別のクライアントにログオンして設定します。
Tr.SM59 にて、新規作成ボタンを押します。
名前は特に決められていませんが、<SID>CLNT<クライアント番号> とします。
接続タイプを3にして、テキストに適当なコメントを入れて、エンターキーを押します。
技術設定タブにSAPサーバ(自分)のホスト名とシステム番号を入力します。
LogonとセキュリティタブにClient(000),ユーザ,パスワードを入力します。
保存します。この時、ユーザとパスワードがチェックされます。
Tr.FINB_TR_DEST を起動し、変更モードにします。
Client と 宛先に先ほど作成したRFC宛先を入力します。
保存します。
コピー元クライアントに戻り、再び Tr.SCCL にてジョブスケジュールします。
対象クライアント,コピープロファイル,ソースクライアント,ソースクライアントユーザを再確認します。
スケジュールされました。
結果は Tr.SCC3 で確認します。
クライアントコピーを実施していないクライアント(001など)でTr.SCC3を起動しても、今実施しているクライアントコピーの状況は出てきません。
全クライアントボタンでシステム内の状況が見れます。
完了
クライアントコピーが完了したら、新しいクライアントにログオン出来ます。
ソースクライアントユーザと同じユーザとパスワードでログオン出来ます。
最後に、コピーしたクライアントをデフォルトクライアントにする場合は、Tr.RZ10 でパラメータ login/system_client を作成したクライアント番号にします。
パラメータの変更後、SAPの再起動が必要になります。
続く
前々々回からSAPインストール後処理をしています。
今回はクライアントコピーです。
・クライアントコピー
カスタマー用のクライアントを既存のクライアントからコピーして作成します。
新しいクライアントを定義します。
Tr.SCC4 を起動し、変更モードにします。
新規エントリボタンを押します。
以下の様に登録します。
任意のクライアント番号,標準通貨,クライアントロール,クライアント依存/非依存,保護レベル0,eCATT,制御(なし)
定義したクライアントにログオンします。
ユーザは SAP* がハードコーディングされてます。
ハードコーディングされた SAP* のパスワードは pass になります。
新規に定義したクライアントに SAP* でログオン出来ない場合は、プロファイルパラメータで無効化されている事が考えられます。
パラメータ login/no_automatic_user_sapstar に 0 を設定して下さい。設定したら再起動が必要です。
クライアントの定義だけでは使用できる環境にないので、他のクライアントからデフォルトのカスタマイズをコピーします。
Tr.SCCL を起動し、選択プロファイルを選択し、ソースClientとユーザマスタソースClientを選択します。
今回は SAP_ALL で ソースClientを 000 ,ユーザマスタを 001 とします。
SolutionManagerみたいにJavaシステムがあると、001にしかJava接続用のユーザやロールがないので、001をユーザマスタのコピー元にします。
クライアントコピーを早くするために並列プロセスの設定をします。
プロセス数とRFCサーバグループを指定します。この場合、サーバ1台で4プロセスでクライアントコピーを実施します。
テスト実行のチェックが外れているのを確認してバックグラウンドでスケジュールボタンを押します。
クライアント000からのSAP_ALLでのコピーではインフォメーションが出ますが、そのまま続行します。
即時とプリンタダイアログなしにチェックします。バックグラウンドサーバは特に入力の必要はありません。
スケジュールボタンを押します。
ここで、システムにFINBASISが含まれている場合、以下のダイアログが出て、追加の設定を求められます。
コピー先とは別のクライアントにログオンして設定します。
Tr.SM59 にて、新規作成ボタンを押します。
名前は特に決められていませんが、<SID>CLNT<クライアント番号> とします。
接続タイプを3にして、テキストに適当なコメントを入れて、エンターキーを押します。
技術設定タブにSAPサーバ(自分)のホスト名とシステム番号を入力します。
LogonとセキュリティタブにClient(000),ユーザ,パスワードを入力します。
保存します。この時、ユーザとパスワードがチェックされます。
Tr.FINB_TR_DEST を起動し、変更モードにします。
Client と 宛先に先ほど作成したRFC宛先を入力します。
保存します。
コピー元クライアントに戻り、再び Tr.SCCL にてジョブスケジュールします。
対象クライアント,コピープロファイル,ソースクライアント,ソースクライアントユーザを再確認します。
スケジュールされました。
結果は Tr.SCC3 で確認します。
クライアントコピーを実施していないクライアント(001など)でTr.SCC3を起動しても、今実施しているクライアントコピーの状況は出てきません。
全クライアントボタンでシステム内の状況が見れます。
完了
クライアントコピーが完了したら、新しいクライアントにログオン出来ます。
ソースクライアントユーザと同じユーザとパスワードでログオン出来ます。
最後に、コピーしたクライアントをデフォルトクライアントにする場合は、Tr.RZ10 でパラメータ login/system_client を作成したクライアント番号にします。
パラメータの変更後、SAPの再起動が必要になります。
続く
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