SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC (31) [SAP]
SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC です。
少し前からSAPインストール後処理をしています。
前回からEHP4 の適用になります。
・SPAM更新
サポートパッケージマネージャ(SPAM)はSPを適用するためのプログラムなので、新たに発見されたバグに対応するため、なるべく新しいものを使用するのが望ましいく、これを更新する必要があります。
バージョンが同じでパッチレベルの新しい SPAM をダウンロードして \usr\sap\trans で解凍します。
バージョン 7.01 パッチレベル58 のSPAMを今回用意しました。(初期状態はバージョン7.01 パッチレベル33)
クライアント000に英語でログオンします。
Tr.SPAMを起動するると、保守認証ライセンスが無いと以下の画面が出ます。
このままではSPAM/SAINTによるSP適用は出来ませんが、SUMでは適用可能です。
そして、このままでも SPAMでSPAM 自体の更新は可能です。
メニュー Support Package - Load packages - From Application Server を選択して解凍したパッケージを認識させます。
メニュー Support Package - Import SPAM/SAINT Update にて更新を開始します。
SPAM更新中
ほとんどの場合、終わる直前でエラーになります。
もう一度 メニュー Support Package - Import SPAM/SAINT Update にて更新を開始します。
完了
・SUM Initializatin
SUM(SAP Upgrade Manager)はSAPのセントラルインスタンスで、OSユーザは<sid>admで実行します。
SUMを用意した専用のフォルダ解凍します。
SAPCAR -xvf SUM10SPxx_x-xxxxxxxx.SAR
解凍された SUM\STARTUP.BAT を 管理者モード で実行します。
画面はコマンドプロンプトを管理者モードで実行して、そこから STARTUP.BAT を実行しています。
昔はJREのインストールが必要だったり、JCEポリシーファイルの指定が必要でしたが、JavaにSAPJVMを使用する様になりSAPオンリーになったため、自動化され、スクリプト1つで済む様になりました。
別画面が開きSUMのサーバプロセスが開始されます。
この画面はこのまま触らず放っておきます。
SUMのフロントエンドプロセスを起動します。
SUM\sdt\exe\DSUGui.bat
このスクリプトは管理者モードでなくてOKです。
以下の画面が起動され、SUMのサーバープロセスに接続します。
SUMのサーバとDSUGuiが同一サーバであればサーバ名はデフォルトの localhost でかまいません。
Log on ボタンを押して接続します。
GUI側のプロセスを中断して、再接続する時のユーザ名とパスワードを指定します。
OSユーザと揃える必要はありませんが、忘れない様にしておきます。
SUMで更新するシステムを確認します。
Stack configuration file(XML)でスタックファイルを指定します。
Manually prepared directory はスタックファイルを使用せず、指定したフォルダにあるSPファイルだけで適用する時に使います。ただし、指定できるのは JavaSystemのSPだけの様です。
スタックファイルとSP,EHPのファイルは同一フォルダにあります。
ノート2039311に記述されているパスワードを入力します。
このフェーズの終了です。
Nextボタンで次に進みます。
続く
少し前からSAPインストール後処理をしています。
前回からEHP4 の適用になります。
・SPAM更新
サポートパッケージマネージャ(SPAM)はSPを適用するためのプログラムなので、新たに発見されたバグに対応するため、なるべく新しいものを使用するのが望ましいく、これを更新する必要があります。
バージョンが同じでパッチレベルの新しい SPAM をダウンロードして \usr\sap\trans で解凍します。
バージョン 7.01 パッチレベル58 のSPAMを今回用意しました。(初期状態はバージョン7.01 パッチレベル33)
クライアント000に英語でログオンします。
Tr.SPAMを起動するると、保守認証ライセンスが無いと以下の画面が出ます。
このままではSPAM/SAINTによるSP適用は出来ませんが、SUMでは適用可能です。
そして、このままでも SPAMでSPAM 自体の更新は可能です。
メニュー Support Package - Load packages - From Application Server を選択して解凍したパッケージを認識させます。
メニュー Support Package - Import SPAM/SAINT Update にて更新を開始します。
SPAM更新中
ほとんどの場合、終わる直前でエラーになります。
もう一度 メニュー Support Package - Import SPAM/SAINT Update にて更新を開始します。
完了
・SUM Initializatin
SUM(SAP Upgrade Manager)はSAPのセントラルインスタンスで、OSユーザは<sid>admで実行します。
SUMを用意した専用のフォルダ解凍します。
SAPCAR -xvf SUM10SPxx_x-xxxxxxxx.SAR
解凍された SUM\STARTUP.BAT を 管理者モード で実行します。
画面はコマンドプロンプトを管理者モードで実行して、そこから STARTUP.BAT を実行しています。
昔はJREのインストールが必要だったり、JCEポリシーファイルの指定が必要でしたが、JavaにSAPJVMを使用する様になりSAPオンリーになったため、自動化され、スクリプト1つで済む様になりました。
別画面が開きSUMのサーバプロセスが開始されます。
この画面はこのまま触らず放っておきます。
SUMのフロントエンドプロセスを起動します。
SUM\sdt\exe\DSUGui.bat
このスクリプトは管理者モードでなくてOKです。
以下の画面が起動され、SUMのサーバープロセスに接続します。
SUMのサーバとDSUGuiが同一サーバであればサーバ名はデフォルトの localhost でかまいません。
Log on ボタンを押して接続します。
GUI側のプロセスを中断して、再接続する時のユーザ名とパスワードを指定します。
OSユーザと揃える必要はありませんが、忘れない様にしておきます。
SUMで更新するシステムを確認します。
Stack configuration file(XML)でスタックファイルを指定します。
Manually prepared directory はスタックファイルを使用せず、指定したフォルダにあるSPファイルだけで適用する時に使います。ただし、指定できるのは JavaSystemのSPだけの様です。
スタックファイルとSP,EHPのファイルは同一フォルダにあります。
ノート2039311に記述されているパスワードを入力します。
このフェーズの終了です。
Nextボタンで次に進みます。
続く
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