SAP R/3 4.0B のインストール⑦ [SAP]
SAP R/3 4.0B のインストールの続きです。
①ではDBMSであるOracleのインストールまでを行っています。
②ではインストールのパラメータを入力してSAPインストールの開始までを行っています。
③でR3SETUPのインストールが終わりました。
④で後処理に入りまして、移送システムの設定をしています。
⑤で日本語をインポートしています。
⑥でホットパッケージを適用しています。
今回は残りの作業という事で、クライアントコピーとその他になります。
・クライアントコピー
クライアントはインストール初期状態で3つあり、会社で使いやすい様にカスタマイズするためにコピーします。
000 システムクライアントで、ユーザが直接使う環境ではありません。
ユーザカスタマイズ環境としては000をコピーして作成します。
実際に使ったらどうなるのかさっぱり判りません。
001 サンプルクライアントで、ユーザが使う環境ではありません。
サンプル用にカスタマイズされ、不要なデータも含まれています。
066 アーリーウォッチ用クライアントですが、今となっては用途がさっぱり判りません。
おそらく使用するには不十分と思います。
トランザクション SCC4 を起動します。
この画面ではクライアントを定義します。
参照モードになっているので変更モードにして、新規エントリボタンで新たにクライアントを追加します。
適当なクライアント番号とその説明、基準通貨(日本円:JPY)、クライアントロール(カスタマイジング/テスト/本番など)、クライアント依存オブジェクトに対する変更および移送(開発環境は変更自動レコードがお勧め。本番環境は変更不許可)、クライアント非依存オブジェクト変更(開発環境は許可,本番環境は不許可)、保護(新しくクライアントを作る場合は制限なし)、制限(CATTを使用する場合はそこにチェックを入れる)を設定します。
設定したら保存します。
クライアント番号と基準通貨と論理システム以外は後で変更可能です。
論理システムはもう少し後で設定します。
さきほど定義したクライアントにログオンします。
クライアントコピーがまだされていないクライアントへログオンする場合は、ユーザに SAP* を使用します。
このユーザはハードーコーディングされており、デフォルトのパスワード pass でログオン出来ます。
トランザクション SCCL を起動します。
選択プロファイルでコピーモードを選択します。モードは SAP_ALL 以外にも SAP_CUST や SAP_USER 等々あります。SAP_ALL はクライアント依存データ全てのコピーです。
ソースClient でコピー元クライアントを指定します。
ソースClientユーザマスタでユーザのコピー元を別のクライアントに指定できます。
選択及び入力後、バックグラウンドで実行ボタンで実行します。
複数のAPサーバがあれば、バックグラウンドサーバで実行サーバを選択出来ます。(分散実行は4.0Bでは出来ません。)
スケジュールボタンで開始時間を指定します。
その前にオプションの確認画面が出てきます。
開始時間を指定できますが、即時実行も出来ます。ここでは即時を選んでます。
結果をスプールへ出力する様になっているのでプリンタ情報の入力を求められます…が、出力デバイスは空白で十分です。実際に印刷で出されても困ってしまいます。
無視します。
コピーの結果はトランザクション SCC3 にて確認します。
…データが無いとはいえ9分かかってないとは…
昔は2~3時間はかかってました。
他にも、コピー後のクライアントへ SAP* のパスワードがコピー元と同一である事からも確認出来ます。
でも SCC3 での確認が確実です。
ログオン時に表示されるデフォルトのクライアント表示はプロファイルに以下を設定します。
・カスタマイズ第一ステップ - クライアントのセットアップ
特にインストールガイドには説明がありませんが、インストール後に行う作業の一覧(の一部)が表示されます。
カスタマイズを行うクライアントでログオンして、トランザクション SPRO を起動すると以下のポップアップが出てきます。
もしくは Read Me ボタンを押しても同じ画面が出てきます。
第一ステップの新規インストールボタンを押して、中身を見ていきます。
でも、ここで設定するのはクライアントのセットアップのみです。
すでにコピーまでは終わっているので、最後の国別設定の変更を行います。
画面の時計付レ点で設定画面に切り替わります。
クライアント依存の設定(だけではないみたいですが)なので、カスタマイズするクライアントであり、クライアント000や001等の他の国(どちらもドイツで設定されてます)からクライアントコピーした環境で必要な作業になります。
ついでに、作業ユーザはDDICからコピーしたユーザで行う必要があります。(これは第一ステップの2になってます・・・)
国バージョンボタンで設定を開始します。
設定する区にコードに日本の JP を指定し、テスト実行を空白にして、左上の実行ボタンで開始します。
実行を開始すると、移送依頼の登録が促されます。
自動的に設定されたカスタマイズが移送依頼として登録されます。
ここまでに依頼の登録は行っていない(第一ステップの3にある…)ので 依頼登録 ボタンで新規に移送依頼を登録します。
内容説明に後で見て判りやすい内容を記入して 保存します。
自動的に移送依頼番号が登録されるので確認した後、レ点のエンターボタンで登録します。
登録した移送依頼はトランザクション SE10 で確認出来ます。
国バージョンの設定が終わると最後に画面が変わります。
画面下のメッセージは登録しましたの間違い。
・インストールの終わりに - 論理システムの設定
タイトルから見るとこちらの方が先な気がしますが、論理システムの設定はクライアントを作った後の作業になります。
トランザクション SPRO のメニュー 基本機能 - インストールの終わりに を起動します。
論理システムは全システムで唯一性を持たせるためのクライアントに付ける名称です。
システム毎クライアント毎に違う名称で識別出来るようにします。
命名規則は特に無い…と思ったら、SUB~で始まるシステムは非SAPシステムに付ける名前だそうです。
恒例としてクライアントに付ける名称は システムID + CLNT + クライアント番号 ( R40CLNT300 )になってます。
この名称は内部的にいろいろと使用されているので、アプリケーションデータを入れると基本的に変更出来ません。
ご注意下さい。
論理システムの設定から論理システムの更新を起動します。
新規エントリボタンでエントリを追加出来る様にします。
Log System に論理システム名を、テキストに説明を入れて保存します。
ここではクライアントと名前の結びつけはしません。
保存すると、移送依頼の登録を求められます。
過去に移送依頼を登録してあるとそれが依頼番号に入ってますが、無視して 新規に依頼登録で登録します。
新規に登録したので新しい依頼番号が付いてきます。
画面もどって、論理システムのクライアント割当を起動します。
起動されるのは SCC4 です。
論理システム名を付けるクライアントをダブルクリックして詳細を表示します。
論理システムの箇所に論理システム名を選択して設定します。
・導入ガイド(IMG)
この後の設定は、IMG を基にして各分野をカスタマイズしていく事になります。
とても説明しきれません。
とりあえずインストールは以上です。
①ではDBMSであるOracleのインストールまでを行っています。
②ではインストールのパラメータを入力してSAPインストールの開始までを行っています。
③でR3SETUPのインストールが終わりました。
④で後処理に入りまして、移送システムの設定をしています。
⑤で日本語をインポートしています。
⑥でホットパッケージを適用しています。
今回は残りの作業という事で、クライアントコピーとその他になります。
・クライアントコピー
クライアントはインストール初期状態で3つあり、会社で使いやすい様にカスタマイズするためにコピーします。
000 システムクライアントで、ユーザが直接使う環境ではありません。
ユーザカスタマイズ環境としては000をコピーして作成します。
実際に使ったらどうなるのかさっぱり判りません。
001 サンプルクライアントで、ユーザが使う環境ではありません。
サンプル用にカスタマイズされ、不要なデータも含まれています。
066 アーリーウォッチ用クライアントですが、今となっては用途がさっぱり判りません。
おそらく使用するには不十分と思います。
トランザクション SCC4 を起動します。
この画面ではクライアントを定義します。
参照モードになっているので変更モードにして、新規エントリボタンで新たにクライアントを追加します。
適当なクライアント番号とその説明、基準通貨(日本円:JPY)、クライアントロール(カスタマイジング/テスト/本番など)、クライアント依存オブジェクトに対する変更および移送(開発環境は変更自動レコードがお勧め。本番環境は変更不許可)、クライアント非依存オブジェクト変更(開発環境は許可,本番環境は不許可)、保護(新しくクライアントを作る場合は制限なし)、制限(CATTを使用する場合はそこにチェックを入れる)を設定します。
設定したら保存します。
クライアント番号と基準通貨と論理システム以外は後で変更可能です。
論理システムはもう少し後で設定します。
さきほど定義したクライアントにログオンします。
クライアントコピーがまだされていないクライアントへログオンする場合は、ユーザに SAP* を使用します。
このユーザはハードーコーディングされており、デフォルトのパスワード pass でログオン出来ます。
トランザクション SCCL を起動します。
選択プロファイルでコピーモードを選択します。モードは SAP_ALL 以外にも SAP_CUST や SAP_USER 等々あります。SAP_ALL はクライアント依存データ全てのコピーです。
ソースClient でコピー元クライアントを指定します。
ソースClientユーザマスタでユーザのコピー元を別のクライアントに指定できます。
選択及び入力後、バックグラウンドで実行ボタンで実行します。
複数のAPサーバがあれば、バックグラウンドサーバで実行サーバを選択出来ます。(分散実行は4.0Bでは出来ません。)
スケジュールボタンで開始時間を指定します。
その前にオプションの確認画面が出てきます。
開始時間を指定できますが、即時実行も出来ます。ここでは即時を選んでます。
結果をスプールへ出力する様になっているのでプリンタ情報の入力を求められます…が、出力デバイスは空白で十分です。実際に印刷で出されても困ってしまいます。
無視します。
コピーの結果はトランザクション SCC3 にて確認します。
…データが無いとはいえ9分かかってないとは…
昔は2~3時間はかかってました。
他にも、コピー後のクライアントへ SAP* のパスワードがコピー元と同一である事からも確認出来ます。
でも SCC3 での確認が確実です。
ログオン時に表示されるデフォルトのクライアント表示はプロファイルに以下を設定します。
・カスタマイズ第一ステップ - クライアントのセットアップ
特にインストールガイドには説明がありませんが、インストール後に行う作業の一覧(の一部)が表示されます。
カスタマイズを行うクライアントでログオンして、トランザクション SPRO を起動すると以下のポップアップが出てきます。
もしくは Read Me ボタンを押しても同じ画面が出てきます。
第一ステップの新規インストールボタンを押して、中身を見ていきます。
でも、ここで設定するのはクライアントのセットアップのみです。
すでにコピーまでは終わっているので、最後の国別設定の変更を行います。
画面の時計付レ点で設定画面に切り替わります。
クライアント依存の設定(だけではないみたいですが)なので、カスタマイズするクライアントであり、クライアント000や001等の他の国(どちらもドイツで設定されてます)からクライアントコピーした環境で必要な作業になります。
ついでに、作業ユーザはDDICからコピーしたユーザで行う必要があります。(これは第一ステップの2になってます・・・)
国バージョンボタンで設定を開始します。
設定する区にコードに日本の JP を指定し、テスト実行を空白にして、左上の実行ボタンで開始します。
実行を開始すると、移送依頼の登録が促されます。
自動的に設定されたカスタマイズが移送依頼として登録されます。
ここまでに依頼の登録は行っていない(第一ステップの3にある…)ので 依頼登録 ボタンで新規に移送依頼を登録します。
内容説明に後で見て判りやすい内容を記入して 保存します。
自動的に移送依頼番号が登録されるので確認した後、レ点のエンターボタンで登録します。
登録した移送依頼はトランザクション SE10 で確認出来ます。
国バージョンの設定が終わると最後に画面が変わります。
画面下のメッセージは登録しましたの間違い。
・インストールの終わりに - 論理システムの設定
タイトルから見るとこちらの方が先な気がしますが、論理システムの設定はクライアントを作った後の作業になります。
トランザクション SPRO のメニュー 基本機能 - インストールの終わりに を起動します。
論理システムは全システムで唯一性を持たせるためのクライアントに付ける名称です。
システム毎クライアント毎に違う名称で識別出来るようにします。
命名規則は特に無い…と思ったら、SUB~で始まるシステムは非SAPシステムに付ける名前だそうです。
恒例としてクライアントに付ける名称は システムID + CLNT + クライアント番号 ( R40CLNT300 )になってます。
この名称は内部的にいろいろと使用されているので、アプリケーションデータを入れると基本的に変更出来ません。
ご注意下さい。
論理システムの設定から論理システムの更新を起動します。
新規エントリボタンでエントリを追加出来る様にします。
Log System に論理システム名を、テキストに説明を入れて保存します。
ここではクライアントと名前の結びつけはしません。
保存すると、移送依頼の登録を求められます。
過去に移送依頼を登録してあるとそれが依頼番号に入ってますが、無視して 新規に依頼登録で登録します。
新規に登録したので新しい依頼番号が付いてきます。
画面もどって、論理システムのクライアント割当を起動します。
起動されるのは SCC4 です。
論理システム名を付けるクライアントをダブルクリックして詳細を表示します。
論理システムの箇所に論理システム名を選択して設定します。
・導入ガイド(IMG)
この後の設定は、IMG を基にして各分野をカスタマイズしていく事になります。
とても説明しきれません。
とりあえずインストールは以上です。
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