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SAP R/3 Enterprise Extension Set 2.00 のインストール③ [SAP]

R/3 Enterprise のインストールです。
前回はDBMSのインストールを行っています。
今回はSAPのセントラルインスタンスのインストールです。
SAPではAPサーバーを複数持つ事が可能ですが、それらAPサーバーを中央でコントロールするのがセントラルインスタンスです。
最初のAPサーバーでもあります。
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SAPをインストールする前にページファイルの設定をします。
SAPは普通のアプリケーションとはページファイルの使用方法が異なり、大量に使用します。
32bit版で10GB程度、64bit版で20GB以上が推奨されています。
ここでは10GB設定しています。
00.jpg

SAPのインストーラーは R/3 4.6C から大きく変更され、Javaベースのインストーラーになりました。
しかも、R/3 Enterprise 出荷当初, R/3 Enterprise SR1 出荷時, 2008年4月ごろと、これまでに3回ほどがらりと変更されてます。
そういうことで、現在入手可能な最新版でいこうと思います。
ちなみに、入力パラメータはあまり変わりません。

インストーラーの起動には Java 1.4.2 が必要です。
インストーラーは Instration Master CD にあります。
ユニバーサルインストーラーといい、単一製品だけのインストールではなく、Oracle版,SQL Server版,DB2 UDB版などが1つのCDに含まれています。
ただし、CDはOSの種類毎に分かれてます。
今回は Windows 32bit の Instration Master CD を使用します。
CDの \SAPINST\NT\I386 に sapinst.exe がインストーラーです。
m01.jpg
メニュー階層をたどって目的のインストーラーを起動します。
今回は SAP R3E 4.7 Extention Set 2 SR1 -> ABAP System -> IBM DB2 UDB for UNIX and Windows -> Non-Unicode -> Central Instance Installation
通常は Central Instance と Database Instance と 追加のAPサーバーの Dialog Instance を使います。まずは Central Instance です。
m02.jpg
SAPのシステムIDとインスタンス番号を入力します。
ちなみに、サーバー名は 15文字以内で用意しときます。
m03.jpg
データベースのID(ここでは db2r3e なので R3E と入力)とデータベースサーバー名(ここではSAPと同一です)を入力します。
m04.jpg
SAPのセントラルインスタンス(除くDBMS)で使用するメモリ容量とインストールユーザータイプ(ドメイン/スタンドアロン/別ドメイン)の選択をします。
m05.jpg
LDAPサポートを使うか選択します。
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セントラルインスタンスのインストール先を選択します。
\usr\sap フォルダです。
m07.jpg
ここはデフォルトでよいと思います。
Database Connect User は SAPがDB2へ接続するのに使用するユーザーです。
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SAPの管理者ユーザー(OSアカウント)のパスワードを入力します。
ここでのユーザーは r3eadm になります。
m09.jpg
SAPのサービス実行ユーザー(OSアカウント)のパスワードを入力します。
画面のユーザー名は SAPServiceR3E になってますが、DB2版はDB2のルールに従わないといけないので sapser3e になります。
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データベース管理ユーザー(OSアカウント)のパスワードを入力します。
SQL Server版,Windows Oracle版にはありませんが、DB2には必要です。db2er3e というユーザー名になります。
m11.jpg
カーネルCD の場所を指定します。
m12.jpg
メッセージポート番号を入力しますが、ここはデフォルトでよいと思います。
m13.jpg
ABAP System のインストールなのに Java System のCDを要求されるので理解に苦しみます。
実際に要求されているのは IGS のCDです。
m14.jpg
入力したパラメータを確認します。確認したら Start でインストールを開始です。
m15.jpg
インストールは10分ほどで終了します。
m16.jpg
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コメント 1

aki-aoki

すいません。
このインストーラーでは、SAPService(SID)のユーザはsapse(sid)でなくて、やっぱり SAPService(SID)でした。
インストールガイドが更新されてなかったので勘違いしてました。
by aki-aoki (2009-12-01 23:16) 

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