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SAP R/3 Enterprise Extension Set 2.00 のインストール(31) [SAP]

R/3 Enterprise のインストールです。
かなり前からインストール後処理を行っています。
前回はSMTPによるメール受信の設定をしました。
今回は残りのインストール後処理のシングルサインオンの設定とバックアップです。

・シングルサインオンの設定
R/3 4.6C と全く同じなので省略して説明します。
SAPノート352295に添付されている SAPSSO.zip をダウンロードして解凍し、SAPSSO.msi をインストールします。
07.JPG

R/3のプロファイルパラメーターに、SSO用の設定をします。
SNC名は以下になります。
p:(SAPサービスユーザー:SAPServiseSID)@(ADドメイン名)
この後ろのドメイン名は大文字にしないと認識されません。
08.jpg
次にクライアント(SAPGUI PC)側の設定をします。
SAPノート352295に添付されている SAPSSO.zip をダウンロードして解凍し、SAPSSO.msi をインストールします。
07.JPG
SAPLogon の該当サーバーの アイテム変更 のネットワークタブで以下の様に設定します。
SNC名は以下になります。
p:(SAPサービスユーザー:SAPServiseSID)@(ADドメイン名)
10.jpg
次に、WindowsのユーザーとR/3のユーザーのマッピングを行います。
SU01 のユーザー設定に SNC タブがあり、SNC名にマッピングするWindowsユーザー名を指定します。
指定は、 p:(Windowsユーザー名)@(ドメイン名) になります。ドメイン名は大文字です。
12.jpg

・システムフルバックアップ
バックアップといっても、日常のバックアップではなく、インストール直後という状態を保存するためのバックアップです。
SAPを止めて、データベース(ここではDB2LUW)を止めてバックアップを取ります。
Windowsの場合はシステム情報(System State)を取るのを忘れないで下さい。
00.jpg
・DBオフラインフルバックアップ
DBMS毎に異なります。
バックアップといっても、日常のバックアップではなく、インストール直後という状態を保存するためのバックアップです。
SQLServer版の場合はSQLStudioで、Oracle版の場合はbrbackupというSAPのツールでバックアップします。
DB2LUWの場合は Control Center というツールがあり、これでバックアップが出来ます。
m01-1.jpg
SAPを止めて、DB2LUWは一度停止して再起動します。
m01-2.jpg
データベースを選んで、右クリックでメニューが現れ、Backup...を選択します。
m02.jpg
ウィザードで選択していきます。
m03.jpg
メディアタイプを選択し、Addボタンでバックアップ先を選択します。
メディアタイプには File System , Tape , TSM , XBSA , Vender DLL があります。
File System の場合は、Add でバックアップ用のフォルダを追加します。
m04.jpg
Full Backup で Offline を選択します。
m05.jpg
プロセス数とバッファ容量を設定します。
m06.jpg
スケジュールを選択します。
m07.jpg
Finish でバックアップを開始します。
m08.jpg

後処理の残り
・デフォルトユーザーのパスワード変更
・データベースの停止と起動
・SAP DB2 Admin Tools のインストール
・データベースのリカバリモードの有効化
・データベース統計情報の更新

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