VSS による Oracle のリストア①

正確には、VSS でバックアップした Oracle のリストアです。
本当の VSS のリストアでは VSS Writer にアクセスして高度なリストアが出来るはずですが、Hyper-Vをバックアップした仮想サーバを戻そうとすると、そんな高度な事は出来ず、丸々戻す事になります。

Windows Server Backup から回復でバックアップした仮想サーバを戻します。

仮想サーバを構成するファイルを全て上書きで戻します。


戻した仮想サーバを起動して、VSSによりオンラインバックアップされた Oracle を起動しようとすると、以下の様にデータベースが破損しています。

オンラインバックアップなのでこの様な結果になり、RECOVER コマンドでリカバリする必要があります。

通常のバックアップであれば、データベースファイルの他にREDOログやアーカイブログやコントロールファイル等も指定して戻す必要がありますが、VSSによるバックアップでは全てバックアップされるので、全てバックアップした時の状態に戻ります。
Oracleの場合、VSSでバックアップしたものをリストアするとリカバリをする必要はありますが、バックアップした時の状態に戻ります。
リカバリしなければならないのは一手間ですが、その事はとても重要な事に繋がります。