クラスタのコマンドからの操作 [Cluster]
クラスタと言えど、Windowsなので定期的に落とした方が安定して動いてくれると期待できます。
サーバを置いている建物の法定点検とかで計画的に落とす事もあります。
そんなときに必要になるのがスケジューラですが、それらから自動で操作させるにはたいていコマンドの発行しか出来ません。
人がいなけりゃ出来ないのでは手間がかかりすぎるというものです。
クラスタもコマンドラインのツールが用意されています。CLUSTER.EXE というツールがあります。
↓はコマンドラインからクラスタのリソース R/3 と SQL Server と Oracle を起動したところです。
↓は↑で起動した直後のクラスタアドミニストレータの画面です。すべてONLINEになってます。
↓は同じくOracle Fail Safe Manager の画面です。やっぱり全てONLINEになってます。
停止も同じ様にCLUSTER.EXE で出来るのですが、Oracle だけはそのまま CLUSTER.EXE でOFFLINEにすると、緊急停止扱い(abort)になってしまうので、Oracle Fail Safe のコマンドラインツール FSCMD.EXE を使います。
で、コマンドでの停止は↓になります。R/3 止めて SQL Server 止めて Oracle を止めてます。
↓は停止後のクラスタアドミニストレータの画面です。
↓は同じくOracle Fail Safe Manager の画面です。
ちなみに、FSCMD.EXE で Oracle 以外のリソースのONLINE/OFFLINE の操作も可能です。
でも、パスワードまで入れないといけないのがちょっといただけません。
蛇足ですが、UPSでの緊急停止では クラスタサービスを止めるのが良いかと思います。
net stop "Cluster Service"
片方のサーバだけならフェイルオーバしますし、両方であれば全て止まります。
この場合はOFFLINEにするのではなく、フェイルオーバか全面停止です。
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