SQL Server 2005 へのアップグレード (MSCS) の続き

続きといっても、SQL Server そのもののアップグレードは完了しています。
管理ツールがインストール出来なかっただけです。

どうやらこの管理ツールは MSDTCのサービスが起動していないとインストール出来ない様です。

MSDTC ( Microsoft Distributied Transaction Coordinator )のサービスが落ちていて、しかも起動できなくなってました。
「名前空間」を使ってトランザクションの管理を行うもので、プログラマのコーディングを軽減させるものだそうです…。
SQL Server 2005 にアップグレードするまでは気にも留めていなかったものなので以前の状態はよく分かりませんが、たぶん SQL Server 2005 を入れた時点で起動できなくなったと思います。

ともかく、この状態では管理ツールが無いので使い勝手があまりよくない。

クラスタ環境で単独の MSDTCは起動出来ないらしい。
MSDTC はクラスタ化出来て、そこで起動出来る様です。
(なぜかしらないけどクラスタ化している話を聞いた事がありましたが、こういう事だったのかね?)
クラスタアドミニストレータから新規にリソースを作ります。

リソースの種類で 分散トランザクションコーディネータ を選びます。

完成

オンラインにします。

これで 再度SQL Server のインストールで Workstation components, Books Online and development tools を選びます。

ツールもインストール完了です。

ちなみに、このツールはクラスタの他のノードに自動的にインストールされません。
各ノードでインストールする必要があります。