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PAE の設定…というかブートメニューの設定 [OS]

先回PAEの話が出たので、これの設定方法です。
4GB以上のメモリを認識させる設定で、32bitのWindows2000,2003,2008で有効です。
一応 32bitのXP,Vista でも設定そのものは可能です。XPでは一応、有効だった気がします。Vistaでは有効だかどうだか判りません。
が、4GBまでしかサポートしてないXP,Vistaでは4GB未満でしか使えません。

Windows2000や2003,XPでは、C:ドライブ直下にある boot.ini を編集して再起動すれば有効になります。
でも、Vista,2008では boot.ini が無くなり、BCDストア になりました。

まずは Windows2000や2003,XP の boot.ini です。
以下の様に /PAE を追加します。
(万が一起動出来なくなると困るのでエントリを追加してそちらに設定してます。)

起動後、マイコンピュータのプロパティに「物理アドレス拡張」が付きます。

続いて、WindowsServer2008とVistaです。
boot.ini からBCDストアになって、その編集もメモ帳などのテキストエディタでは出来なくなり、ブート構成データエディタ bcdedit なるツールで編集します。
「bcdedit /enum all 」これでブート構成を確認

ブート構成データエディタ bcdedit については↓のページに詳しく書いてあります。
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/library/85cd5efe-c349-427c-b035-c2719d4af778.mspx
この bcdedit ですが、Vista の場合、管理者モードで実行する必要があります。
そのため、コマンドプロンプトを 管理者モード で起動してその中で実行します。

万が一起動出来なくなると困るのでエントリをコピーしてそちらに設定します。
「bcdedit /copy {current} /d "TEST entry"」TEST entry は任意の表示名です。

コピーしたエントリに PAE オプションを有効にします。
「bcdedit /set {xxxx-xxxx-xxxx} pae ForceEnable」xxxx-xxxx-xxxxはエントリをコピーした時に出てきた GUID です。「bcdedit /enum all 」で確認出来ます。

これでVistaを再起動すると、↓の様な選択画面が出る様になります。PAEを設定した方を選んで起動します。

でも、32bit Vista では効果無いので…
bcdedit はXP,Vistaのマルチブート環境を設定する時も使います。


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