Hyper-V Windows 2003 VMのバックアップ

Hyper-V のチャイルドパーティションのバックアップです。
なんかうまくいかなかったチャイルドパーティションのバックアップがようやくうまくいく様になりました。
チャイルドパーティションに Windows Server 2003 で SQL Server 2005 をインストールしました。

これをペアレントパーティション(ホストOS)から Windows Server Backup でバックアップします。

とにかくこの2週間ぐらい、ひたすらバックアップし続けました。

↓このエラーが出まくってました。

いろいろと条件を変えてバックアップをしてみると、ある時はエラーにならなかったりしてその条件がよく解からなくて…
結局のところ、仮想HDDの大きさに依存している事が解りました。
少なくとも私の環境では、80GB以上の仮想HDDがあると上記のエラーになる様です。
80GB以下だと問題なくバックアップが完了します。

と、ここまで調査したのは良いのですが、MSのKBを調べるのを忘れてました。←初めに調べようよ。
その結果、どうやら KB959962 が該当しそうな事が判明しました。
http://support.microsoft.com/kb/959962/ja
なんかこれだけ見てもよく解かりませんが…

上記パッチを適用したら192GBの仮想HDDがあってもエラーになりません。

ペアレントパーティション(ホストOS)から Windows Server Backup でバックアップすると、OSのWindows Server 2003 だけでなく、中のSQL Server 2005 もバックアップされます。
SQL Server を静止化 ( I/O was frozen ) して、その間にVSSがシャドウボリュームを作成し、完了後にバックアップ完了メッセージ ( Database backed up ) をSQL Server に挙げます。

チャイルドパーティションの Windows Server 2003 には Hyper-V の統合管理サービスに含まれる ペアレントパーティションからの要求を受け取る VSSリクエスタがあり、

そのVSSリクエスタが SQL Server 等の VSSライタにバックアップ要求を出します。

こうしてチャイルドパーティションがバックアップされます。

これがない Windows 2000 のチャイルドパーティションはバックアップが出来ても、その中のSQL Serverとかはちゃんとバックアップされていないのでよろしくない。