SSブログ

R/3 4.6C で SSO [SAP]

SSO とはSingle Sighin On です。
Windowsにログオンして、その後 R/3にもログオンするといった様に2回以上ログオンしなくて済む様にする方式です。
4.0Bの時にもやってますが、あちらは NTLM 認証で、ActiveDirectry以前の NTドメイン又はワークグループ等のローカルサーバーでの SSO ですが、サポートをやめつつある様です。
今回は ネイティブ ActiveDirectryの Kroberos認証で、ActiveDirectry 環境下で有効なSSOです。
00.jpg
PC→R/3でのSSOなので上のログオン画面をスキップしてR/3が利用できる様になります。
まず、SSOを行うためのサーバーで使用するライブラリを用意します。
SAPノート352295に添付されている SAPSSO.zip をダウンロードして解凍し、SAPSSO.msi をインストールします。
06.JPG
07.JPG
08.JPG
ライブラリ gsskrb5.dll のインストール先は c:\windows\system32 のシステムフォルダです。
古いライブラリカーネルCDにもライブラリ gsskrb5.dll 入っているそうですが、何かと不具合があるとの事です。
02.JPG

次に、R/3のプロファイルパラメーターに、
03.JPG
SSO用の設定をします。
下から2行目は環境により異なります。
p:(SAPサービスユーザー:SAPServiseSID)@(ADドメイン名)
ユーザー名は↑この後ろのドメイン名は大文字にしないと認識されません。
04.JPG
プロファイルパラメーターを変更したので R/3 を再起動します。
なにげにクラスタ環境になってますので起動停止はMMCでなくてクラスタアドミニストレーターから行います。
05.JPG
設定が間違っていると、一旦起動しますが、じきに落ちます。
dev_w0 等のトレースファイルにSNC関連のエラーが出ますので見てください。

次にクライアント(SAPGUI PC)側の設定をします。
当然ながらPCはドメインに属している必要があります。
SAPノート352295に添付されていた SAPSSO.msi をインストールします。
06.JPG
07.JPG
08.JPG
インストールが完了するとユーザー環境変数に SNC_LIB が登録されています。
インストールしたユーザー以外でも使用する場合は、各ユーザーの環境変数に同じものを設定する必要があります。…システム環境変数にした方が手っ取り早いです。
09.JPG

次に、SAPGUI側の設定をします。
SAPLogon の該当サーバーの アイテム変更 でシステムのプロパティを表示します。
14.JPG
ネットワーク タブの セキュアなネットワーク設定 の セキュアネットワークコミュニケーションを有効化 にチェックし、SNC名に サーバーで設定した SNC名 p:SAPService(SID)@(ドメイン名) を設定します。
10.JPG

次に、WindowsのユーザーとR/3のユーザーのマッピングを行います。
R/3にログオンして…上記GUIの設定をしたままだと、まだユーザーがマッピングされていないのでログオン出来ません。マッピングが終わるまでチェックは外しておきましょう。
11.JPG
ユーザーのマッピングはトランザクション SU01 で行います。
12.JPG
R/3サーバーにSNCの設定をしているので SNC タブがあり、SNC名にマッピングするWindowsユーザー名を指定します。
指定は、 p:(Windowsユーザー名)@(ドメイン名) になります。ドメイン名は大文字です。
13.JPG

以上で設定は完了です。
SAPLogon からユーザ/パスワード等入力しなくても R/3 にログオン可能になります。
14.JPG
15.JPG

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

MicroSDHC 8GBHONDA FAZE ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。