SSブログ

SAP R/3 Enterprise Extension Set 2.00 のインストール⑭ [SAP]

R/3 Enterprise のインストールです。
数回前からインストール後処理を行っています。
数回前からパッチ適用で、今回もパッチ適用です。
サポートパッケージ適用の第一弾は以下を適用しました。
SAP_BASIS 620 42-55
SAP_ABA 620 42-67
SAP_APPL 470 22-24
SAP_HR 470 31-54
ABA_PLUS 100 10-21
EA-IPPE 200 14-28
PI 2004_1_470 2-9
PI_BASIS 2004_1_620 4-10
EA-APPL 200 8-9
EA-DFPS 200 8-9
EA-FINSERV 200 8-9
EA-GLTRADE 200 8-9
EA-HR 200 12-22
EA-PS 200 8-9
EA-RETAIL 200 8-9
次のサポートパッケージを行う前に、PI 2004_1_470 の Patch10 の前提に PI_BASIS 2005_1_620 が必要なので、PI_BASIS 2004_1_620 → PI_BASIS 2005_1_620 へアップグレードします。
m30.1.jpg
パッケージのみをアップグレードするのはデルタアップグレードといいます。
デルタアップグレードがあるのは PI と PI_BASIS , ST-PI ぐらいで、他の SAP_APPL や EA-IPPE 等にはありません。

PI_BASIS 2005_1_620 のサポートパッケージはサービスマーケットプレイスの ダウンロード - サポートパッケージ&バイナリパッチ にありますが、PI_BASIS 2005_1_620 本体は インストール&アップグレード にあります。
しかも、Install , Delta Upgrade , Supplimentry Upgrade の3種類、それぞれ使用する時が異なるのでので注意が必要です。

Install は PI_BASIS がインストールされていない状態から適用する場合に使用する。
Delta Upgrade は 古い2004等のバージョンからアップグレードする場合に使用する。
Supplimentry Upgrade は R/3のアップグレードの時にPI_BASISも一緒にアップグレードする時に使用する。

今回は Delta Upgrade を使用します。
ダウンロードしたCDイメージの zipファイルを解凍して、\DELT_620\DATA にある .SAR ファイルをSAPCAR.EXEを使い \usr\sap\trans で解凍します。
Delta Upgrade はトランザクション SAINT を使用します。
クライアント000,管理者ユーザ,英語でログオンして SAINT を起動し、Startボタンを押します。
m31.jpg
一覧の PI_BASIS 2005_1_620 を選択して Continue ボタンを押します。
一覧にない場合は Load ボタンでアップロードして下さい。
m32.jpg
メッセージが出力されます。
PI_BASIS 2005_1_620 の SP1 を一緒に適用しないとデータが消えるそうなので、一緒に解凍してアップロードしときます。
m33.jpg
次の画面で PI_BASIS 2005_1_620 の SP1 を選択します。
m34.jpg
適用するパッケージの一覧が表示されますので確認して Continue ボタンを押します。
m35.jpg
PI_BASIS 2005_1_620 へのデルタアップグレードの場合、パスワードを要求されますので、ノート821148 でパスワードを確認して入力します。
m36.jpg
適用でダイアログ/バックグラウンドを選択出来ます。
m37.jpg
今回もバックグラウンドにしています。
m38.jpg
適用中。
m39.jpg
適用が終了すると Finish ボタンが有効になります。
Logを確認後、Finish ボタンを押して完了します。
m40.jpg
画面では下方に隠れてますが、バージョンが変わっているのが確認出来ます。
m41.jpg

PI_BASIS 2005_1_620 へのデルタアップグレードはまだ終わっていません。
PI_BASIS 2005_1_620 には言語ファイルがあるので、トランザクション SMLT で適用します。
m43.jpg
zip ファイルを解凍した時に \LANG_620 に言語ファイルがあります。日本語の場合は JAPIB620.SAR になります。
これを適当なところで SAPCAR.EXE を使って解凍します。
そのフォルダを指定して、Find Package(s) ボタンを押します。
m44.jpg
パッケージを選択して、Start Immediately を選択し、Execute でインポートを開始します。
m45.jpg
46.jpg
m47.jpg
ほどなくして終了します。
m49.jpg

ただし、この言語は PI_BASIS 2005_1_620 の SP0 の言語なので、SP1 用に追加の処理が必要になります。
それは次回。

次回もサポートパッケージの適用が続く。

後処理の残り
・言語補足
・クライアントコピー
・オンラインドキュメントの設定
・基本操作
・Integrated ITS の有効化
・シングルサインオンの設定
・システムフルバックアップ
・デフォルトユーザーのパスワード変更
・データベースの停止と起動
・SAP DB2 Admin Tools のインストール
・データベースのリカバリモードの有効化
・データベース統計情報の更新

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。