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SAP R/3 Enterprise Extension Set 2.00 のインストール(34) [SAP]

R/3 Enterprise のインストールです。
ようやく終わりのインストール後処理です。
前回はDBMSの起動と停止でした。
今回はDB2LUW版特有の後処理です。

・SAP DB2 Admin Tools のインストール
今回はSAP DB2 Admin Tools のインストールにしようと思ったら、これは DB2 UDB v8.2 までのサポートだそうです。
すでに DB2 LUW v9 にアップグレード済みなので不要です。
sddb6ins.exe というツールでインストールするのですが、バージョンが合わずインストール出来ませんでした。
02_m.jpg

・データベースのリカバリモードの有効化
データベースが障害になって、障害直前の状態までに復旧するにはデータベースをリストアした後に、ロールフォワードする必要があります。
そのためにはデータベースのトランザクションログのモードを変更する必要があります。
Oracleで言えば Archive log モードにするとか、SQL Server ではフルリカバリモードにするのと同じです。
DB2LUWでは巡回ログからアーカイブログモードにします。
DB管理者ユーザでログオンして DB2 Control Center でデータベースを選択してメニューから Configure Database Logging でログモードを変更します。
10_m.jpg
ウィザードで設定していきます。
11_m.jpg
Archive Logging を選択します。
12_m.jpg
ログはバックアップしなければならなくなるので、そのバックアップ方法を選択します。
13_m.jpg
ログファイルの数とサイズを指定します。
14_m.jpg
ログの場所の確認とミラーログの設定が出来ます。
15_m.jpg
アーカイブログモードに変更するとバックアップを取らないとDB2は使用できないのでバックアップの設定をします。
16_m.jpg
17_m.jpg
18_m.jpg
Finish でログモードの変更とバックアップが開始されます。
19_m.jpg
OKでバックアップを開始します。
20.JPG
バックアップ中
21.JPG
バックアップ終了
22.JPG
もう一度ウィザードを起動すると、現在のログモードが確認出来ます。
23.JPG

・データベース統計情報の更新
DB2LUW も SQL Server や Oracle と同じく、コストベースオプティマイザなのでデータベース統計情報を定期的に更新しないと性能が維持できません。
SAPからTr.DB13を使って統計情報の更新をスケジュールします。
01_m.jpg
統計情報更新は以下の種類があります。
RUNSTATS and REORGCHK (DBSTATC) DBSTATCというテーブルに登録されているテーブルのみを対象にする。
RUNSTATS and REORGCHK for all tables 全てのテーブルを対象にする。
RUNSTATS and REORGCHK for single table 特定のテーブルのみを対象にする。

DBSTATC を毎日、all tables を週1回実施するといったスケジュールをします。
02_m.jpg
RUNSTATS and REORGCHK for all tables は週1回
03_m.jpg
RUNSTATS and REORGCHK (DBSTATC) は上記以外の日
04_m.jpg


長かった R/3 Enterprise のインストールもようやく終わりです。
…でも、WAS6.20以降では 従来のABAPシステムの他にJAVAシステムというJAVAベースのシステムが取り付けられる様になっていて、それのインストールというものもあります。
尤も、R/3 Enterprise に JAVAシステムを取り付けて運用しているサイトはほとんど無いと思います。何が出来るというものでもなかったのが要因的に大きかったと思います。

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