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SAP Solution Manager 7.0 のインストール⑦ [SAP]

前回で sapinst を使った Solution Manager のインストールが終了しました。
今回はインストール後設定の前に起動停止とDBのログモード変更をします。

sapinst が終了した状態で Solution Manager は起動された状態になっていますので、SAPGUI で接続するとログオン画面になります。
01.jpg
初期状態で存在するクライアント000と001でユーザDDICやSAP*でログオンして限定的に使う事が出来ます。
とりあえずそのままでも Tr.SMSY で NetWeaver7.0 や ERP6.0 のインストールに必要な Solution Manager Key の取得は可能です。

smsy.jpg


・停止
SAPは起動状態にあるので、停止手順です。
操作は管理者ユーザ (sid)adm にて行います。
04.jpg
SAPの停止はコマンド stopsap で停止します。
UNIX/LINUX版のSAPでオプションを指定しない stopsap はローカルインスタンス全てとローカルにあるDBMSを停止します。
Windows版の場合は同じコマンドでもDBMSの停止まではしてくれません。
セントラルインスタンスの Solution Manager の場合は、システム番号 00 と 01 とDBMSの Oracle が停止されます。
10.jpg

・ログモード変更
SAPを停止したので、ついでにDBのログモードを変更しておきます。
Oracle なので アーカイブログモードをOFFにします。
SAPのWindows版ではログモードを変更するスクリプト ARCHIVE_OFF.BAT,ARCHIVE_ON.BAT があるのですが、UNIX/LINUX版には無いので Oracle本来のやり方で変更します。
UNIX/LINUX版では Oracle操作用の専用ユーザ ora(sid) があるのでこれでログオンしてOracleを操作します。
su - ora(sid)
SAPを止めた時に Oracle も停止されているので sqlplus でログオンして Oracle マウントモードで起動します。
sqlplus / as sysdba
startup mount
一応、現在のログモードを確認
archive log list;
11.jpg
ノーアーカイブログモードに変更します。
alter database noarchivelog;
Oracleを停止します。
shutdown
その後、SAPを起動する場合はユーザを (sid)admにしないといけないので exit で元のユーザ(sid)admに戻っています。
12.jpg

・起動
Oracleなので、SAPを起動する前に TNSListener を起動しておく必要があります。
特に、OSの再起動後にはWindows版とは違って自動的に起動される様には設定されていませんので注意が必要です。
TNSListener の起動は ora(sid) ユーザでログオンして以下のコマンドで起動します。
lsnrctl start
13.jpg
TNSListener 起動後は (sid)adm ユーザでログオンして startsap で DBMS と SAP を起動します。
14.jpg

この後はインストール後設定,言語インポート,クライアントコピー,SolutionManagerの設定となります。

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