SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール① [SAP]
前回 Solution Manager 7.0 を Windows Server 2008 R2 の Hyper-V 2.0 上の仮想サーバに SLES10 でインストールしたのですが、その仮想サーバを Window Server 2012 の Hyper-V 3.0 へ エキスポート/インポート で移行しようとしたら、SLES10 はサポート外になってしまっていたので、起動出来なくなってしまいました。
そのため、Hyper-V 3.0のサポートする SLES11 又は RHEL6 で Solution Manager をインストールし直さなければならなくなりました。
インストールし直すので、特に意味はないけど Solution Manager は 7.0 EHP1 にします。
Solution Manager インストール後の設定は SAPから日本語で「SAP Solution Manager 7.0 サポートパッケージスタック(SPS) 19-21 初期設定ガイド」が公開されてます。
そちらが詳しいので参照してあげて下さい。
まずはOSの選択です。
RHEL6はDBMSである Oracle が 11g(11.2.0.3)以上でないとサポートしていない。
と、いう事でインストールしてみましたが、なぜかインストールの途中でOSが再起動されてしまうので保留。
Oracle10g で無理やりインストールしようとしたのが原因かも…。
x64の64bitですが、32bitライブラリがいくつか必要なので根気よく入れてやればどうにかこうにかOracle10gが稼働するところまでは行く様ですが、前述の通り Oracle 自身が 11.2.0.3 以上でしかサポートしてません。
SLES11はSP2以上でないとHyper-Vでマウスが使えませんのでSP2を使用します。
しかし、SLES11SP2は Linux Kernel が 3.0 になっていて、これに対応する SAP の Kernel のバージョンが SolutionManager7.0/7.0EHP1 で標準で使用する 7.00/7.01 ではなくて 7.20EXT になります。
DBMSの Oracleは SLES11で 10g/11g 共に使えますが、SAP Kernel 7.20EXT では Oracle11g しかサポートしてません。
そういう事で今回の環境は以下になります。
環境 Hyper-V 3.0 2CPU,メモリ5GB,ディスク96GB(system)+160GB(data)+80GB(work)
OS SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2 (AMD64)
JDK IBM java-1.4.2-ibm-devel (x86_64)
DBMS Oracle 11g (11.2.0.3)
SAP Solution Manager 7.0 EHP1 (Kernel7.20EXT)
次に、OSである SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2 (AMD64)をインストールします。
ディスクは 96GB(system)+160GB(data)+80GB(work)です。
SAPでは swap を多量に使い、64bit環境では最低 20GBの swap がインストール要件になります。
今回も 25GBの swap にしました。
sda の他の領域はOS本体が入る / (root)にしています。
SAPの /sapmnt もここに入れてしまいます。
sdb は SAPの実行モジュールやログが入る /usr/sap ディレクトリとデータベースである Oracle の入る /oracle にしています。
sdc はSAPのインストール媒体を /work に格納しようと思ってます。
swap 以外はファイルシステムを Raiserfs にしたので、後でマウントオプションを変更する必要があります。
SAPをインストールするには第一言語を English にする必要があります。
ちなみにキーボードと第二言語は日本語を、タイムゾーンは日本を選んでいます。
インストールする時のペースシナリオは物理マシンか仮想マシンを選んでますが、その状態で追加のソフトウェアは SAP Application Server Base と
C/C++ Compiler and Tools を必要とします。
DBMS は Oracleですが、Oracle Server Base は選択しません。Oracle servre Base と SAP Application Server Base はコンフリクトします。
SLES11をインストールしたら、OSの設定をいくつか行う必要があります。
ファイルシステムを Raiserfs にしたので、Oracleをインストールする前に /etc/fstab に Raiserfs にしたボリュームのマウントオプションを変更する必要があります。
notail,acl,user_xattr
ユーザlimitを標準では不足するので /etc/security/limits.conf に設定します。
core,data,fsize,memlock,cpu を unlimited に nofile,stack を 8192 にします。
今回は全ユーザになってますが、設定するのはSAPとOracleのユーザとインストールするユーザで十分です。
次回は JDK のインストールです。
そのため、Hyper-V 3.0のサポートする SLES11 又は RHEL6 で Solution Manager をインストールし直さなければならなくなりました。
インストールし直すので、特に意味はないけど Solution Manager は 7.0 EHP1 にします。
Solution Manager インストール後の設定は SAPから日本語で「SAP Solution Manager 7.0 サポートパッケージスタック(SPS) 19-21 初期設定ガイド」が公開されてます。
そちらが詳しいので参照してあげて下さい。
まずはOSの選択です。
RHEL6はDBMSである Oracle が 11g(11.2.0.3)以上でないとサポートしていない。
と、いう事でインストールしてみましたが、なぜかインストールの途中でOSが再起動されてしまうので保留。
Oracle10g で無理やりインストールしようとしたのが原因かも…。
x64の64bitですが、32bitライブラリがいくつか必要なので根気よく入れてやればどうにかこうにかOracle10gが稼働するところまでは行く様ですが、前述の通り Oracle 自身が 11.2.0.3 以上でしかサポートしてません。
SLES11はSP2以上でないとHyper-Vでマウスが使えませんのでSP2を使用します。
しかし、SLES11SP2は Linux Kernel が 3.0 になっていて、これに対応する SAP の Kernel のバージョンが SolutionManager7.0/7.0EHP1 で標準で使用する 7.00/7.01 ではなくて 7.20EXT になります。
DBMSの Oracleは SLES11で 10g/11g 共に使えますが、SAP Kernel 7.20EXT では Oracle11g しかサポートしてません。
そういう事で今回の環境は以下になります。
環境 Hyper-V 3.0 2CPU,メモリ5GB,ディスク96GB(system)+160GB(data)+80GB(work)
OS SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2 (AMD64)
JDK IBM java-1.4.2-ibm-devel (x86_64)
DBMS Oracle 11g (11.2.0.3)
SAP Solution Manager 7.0 EHP1 (Kernel7.20EXT)
次に、OSである SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2 (AMD64)をインストールします。
ディスクは 96GB(system)+160GB(data)+80GB(work)です。
SAPでは swap を多量に使い、64bit環境では最低 20GBの swap がインストール要件になります。
今回も 25GBの swap にしました。
sda の他の領域はOS本体が入る / (root)にしています。
SAPの /sapmnt もここに入れてしまいます。
sdb は SAPの実行モジュールやログが入る /usr/sap ディレクトリとデータベースである Oracle の入る /oracle にしています。
sdc はSAPのインストール媒体を /work に格納しようと思ってます。
swap 以外はファイルシステムを Raiserfs にしたので、後でマウントオプションを変更する必要があります。
SAPをインストールするには第一言語を English にする必要があります。
ちなみにキーボードと第二言語は日本語を、タイムゾーンは日本を選んでいます。
インストールする時のペースシナリオは物理マシンか仮想マシンを選んでますが、その状態で追加のソフトウェアは SAP Application Server Base と
C/C++ Compiler and Tools を必要とします。
DBMS は Oracleですが、Oracle Server Base は選択しません。Oracle servre Base と SAP Application Server Base はコンフリクトします。
SLES11をインストールしたら、OSの設定をいくつか行う必要があります。
ファイルシステムを Raiserfs にしたので、Oracleをインストールする前に /etc/fstab に Raiserfs にしたボリュームのマウントオプションを変更する必要があります。
notail,acl,user_xattr
ユーザlimitを標準では不足するので /etc/security/limits.conf に設定します。
core,data,fsize,memlock,cpu を unlimited に nofile,stack を 8192 にします。
今回は全ユーザになってますが、設定するのはSAPとOracleのユーザとインストールするユーザで十分です。
次回は JDK のインストールです。
こんにちは。
主旨から外れますが、インストール画面がとても綺麗ですね。
by musselwhite (2012-10-26 10:52)