SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール⑳ [SAP]
⑲もクライアントコピーを行っています。
今回もその続きですが、Solution Manager ならではの Java System での処理になります。
Java System には ABAP System でのクライアントに相当するものはありません。
なので、クライアントコピーというものもありません。
しかし、Java System は ABAP System のどこか1つのクライアントと接続しているため、ABAP System のクライアントコピーでメインのクライアントが変更になった場合は、Java System の接続先の設定を変更する必要があります。
Solution Manager では Java System のユーザのデータソースは ABAP のユーザマスタになっており、初期インストールではABAPのクライアント 001 がユーザマスタになってます。
これの変更は Java の User Manegement で変更します。
Java の User Manegement へは Java System のメイン画面からアクセスします。
Java System のメイン画面は Webブラウザから http://(FQDN付きホスト名):5nn00/ で接続します。nnはシステム番号です。
User Manegement へは Java System の管理者ユーザでログオンします。
管理者ユーザは Solution Manager インストール時に指定してますが、標準では J2EE_ADMIN になります。
設定ボタンでユーザ管理の各種設定を行う画面になり、ABAPシステムタブでABAPへの接続変更を行います。
クライアント100を作る時、ユーザマスタをクライアント001からコピーしているので、クライアント100にはクライアント001と同じユーザが権限やパスワードまで含めて同じユーザがあります。
なので、クライアント番号を100に変更するだけで接続変更が完了します。
ログオン情報を更新したら、画面下方にある 接続テスト ボタンを押します。
接続テストの結果は画面上方に出ます。
接続テストに成功したら、変更内容をすべて保存ボタンを押して確定します。
エラーの場合は、ユーザID,パスワード等々見直しますが、前回やったABAPの新クライアントでのロールの生成やロールの比較が出来ていない場合があるので、まずはSAPJSFのロールをチェックする事を勧めます。
保存したらSAPを再起動します。
再起動の前に、もうひとつ変更する箇所があるので、それを変更します。
Java System の設定で Central Technical Configuration (CTC) というのを使用するのですが、それに使用するパラメータで接続先クライアントを指定する箇所があるので、それを変更する必要があります。
CTCの設定はサーバにログオンして使用する Javaの管理ツールである Visual Administrator を使用します。
これは、<sid>adm でログオンし、/usr/sap/<SID>/DVEBMGSnn/j2ee/admin にある go を実行して起動します。
以下の画面になるので、Default で Connect します。
ユーザ名に Java Systemの管理者ユーザが入力されているので、パスワードを入力し、Connect します。
CTCの設定は以下の所にあります。
Server x x_xxxxx - Services - Configuration Adapter の Runtime タブの Configurations - CTC - Propatysheet SystemProperties にあります。
まずは、変更モードにします。
Propatysheet SystemProperties を選択して変更ボタンを押します。
BACKEND_CLIENT が 001 になってますので、ここを選択し、
Custom の所に 変更したクライアントの番号 100 を入力して Apply custom ボタンを押して設定します。
設定が終了したら、Visual Administrator からログオフします。
最後に Solution Manager を再起動して完了です。
次回は運用クライアントでのインストール後処理です。
今回もその続きですが、Solution Manager ならではの Java System での処理になります。
Java System には ABAP System でのクライアントに相当するものはありません。
なので、クライアントコピーというものもありません。
しかし、Java System は ABAP System のどこか1つのクライアントと接続しているため、ABAP System のクライアントコピーでメインのクライアントが変更になった場合は、Java System の接続先の設定を変更する必要があります。
Solution Manager では Java System のユーザのデータソースは ABAP のユーザマスタになっており、初期インストールではABAPのクライアント 001 がユーザマスタになってます。
これの変更は Java の User Manegement で変更します。
Java の User Manegement へは Java System のメイン画面からアクセスします。
Java System のメイン画面は Webブラウザから http://(FQDN付きホスト名):5nn00/ で接続します。nnはシステム番号です。
User Manegement へは Java System の管理者ユーザでログオンします。
管理者ユーザは Solution Manager インストール時に指定してますが、標準では J2EE_ADMIN になります。
設定ボタンでユーザ管理の各種設定を行う画面になり、ABAPシステムタブでABAPへの接続変更を行います。
クライアント100を作る時、ユーザマスタをクライアント001からコピーしているので、クライアント100にはクライアント001と同じユーザが権限やパスワードまで含めて同じユーザがあります。
なので、クライアント番号を100に変更するだけで接続変更が完了します。
ログオン情報を更新したら、画面下方にある 接続テスト ボタンを押します。
接続テストの結果は画面上方に出ます。
接続テストに成功したら、変更内容をすべて保存ボタンを押して確定します。
エラーの場合は、ユーザID,パスワード等々見直しますが、前回やったABAPの新クライアントでのロールの生成やロールの比較が出来ていない場合があるので、まずはSAPJSFのロールをチェックする事を勧めます。
保存したらSAPを再起動します。
再起動の前に、もうひとつ変更する箇所があるので、それを変更します。
Java System の設定で Central Technical Configuration (CTC) というのを使用するのですが、それに使用するパラメータで接続先クライアントを指定する箇所があるので、それを変更する必要があります。
CTCの設定はサーバにログオンして使用する Javaの管理ツールである Visual Administrator を使用します。
これは、<sid>adm でログオンし、/usr/sap/<SID>/DVEBMGSnn/j2ee/admin にある go を実行して起動します。
以下の画面になるので、Default で Connect します。
ユーザ名に Java Systemの管理者ユーザが入力されているので、パスワードを入力し、Connect します。
CTCの設定は以下の所にあります。
Server x x_xxxxx - Services - Configuration Adapter の Runtime タブの Configurations - CTC - Propatysheet SystemProperties にあります。
まずは、変更モードにします。
Propatysheet SystemProperties を選択して変更ボタンを押します。
BACKEND_CLIENT が 001 になってますので、ここを選択し、
Custom の所に 変更したクライアントの番号 100 を入力して Apply custom ボタンを押して設定します。
設定が終了したら、Visual Administrator からログオフします。
最後に Solution Manager を再起動して完了です。
次回は運用クライアントでのインストール後処理です。
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