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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(49) [SAP]

久しぶりにSAP Solution Managerの続きです。
(45)から(48)までは ADS の設定を行っています。
今回からSLDの設定をします。
SLDとは、System Landscape Directory です。
複雑になりすぎたSAPシステムの情報を一元管理して提供しようという事らしいです。
SLD.jpg

SLDはJavaSystemのアプリケーションであり、以下のURLからログオンします。
http://<FQDN>:5nn00/sld
ユーザは JavaSystem の Administrator ロールの割り当たったユーザを使います。
02.jpg

SLDではインストールされたSAP製品のコンポーネントバージョンを把握するために、SAP製品のコンポーネントバージョンの最新の全一覧を取得する必要がある様で、その一覧をSAPから取得してインポートする必要があります。
それが SAP CR Content Version なのですが、それの確認は以下になります。
SLDにログオン後、管理を選択します。
03.jpg
Details を選択します。
04.jpg
Data タブで SAP CR Content の現在のバージョンを確認出来ます。
CRはSPを適用しても更新されません。バージョン毎に差分を累積して適用して最新にします。
今回は 6.0 となっています。
05.jpg
ノート669669に差分ファイルのダウンロード元とファイルが示されているので、参照してダウンロードします。
今回は以下をダウンロードしています。
cimsap91612_020010858.zip
CRDelta91612_0-20010858.ZIP
CRDelta81612_0-20009730.ZIP
CRDelta71611_0-20008269.ZIP
CRDelta61610_0-20006535.ZIP
06.jpg
これらのファイルをインポートします。
SLD の管理から import を選択します。
07.jpg
参照でダウンロードしたファイルを選択して、Import Selected File ボタンを押します。
まず最初に cimsap91612_020010858.zip をインポートします。
08.jpg
ファイルがチェックされ、以下の様な画面になります。
Continue Import ボタンを押して Import を開始します。
Continue Import と Cancel Import 以外のボタンが出て来た時は、前提のCRが入っていない事が考えられるので強制多岐にインポートせずに、一旦キャンセルして見直して下さい。
09.jpg
インポート中画面です。
環境によっては時間がかかります。
10.jpg
インポート完了です。
11.jpg
続けて CRDelta6*** , CRDelta7**** , CRDelta8*** , CRDelta9*** と選択してインポートしていきます。
12.jpg
途中、インポートするファイルが大きいとデフォルトで設定されているバッファの容量が少ないため、以下の様にエラーになる場合があります。
その様な時は、Profile から、
13.jpg
MaxUploadSizeMB を大きくする必要があります。
今回は 20→40 に変更しました。
15.jpg
全て Import して、SAP CR のバージョンは 9.12 になりました。
32.jpg
最後に SLD を Stop Server で一旦停止して、
33.jpg
Start Server で起動します。
34.jpg
35.jpg

次回もSLDの設定です。

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