SSブログ

SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(50) [SAP]

(49)からSLDの設定をしています。
SLDとは、System Landscape Directory です。
複雑になりすぎたSAPシステムの情報を一元管理して提供しようという事らしいです。
今回はABAPやJavaSystemのインスタンス情報をSLDに登録します。

まずはABAP System を登録します。
Tr.RZ70 を開きます。
SLDブリッジ:ゲートウェイ情報のホスト名にSLDの稼働するサーバのホスト名(今回の場合は自分自身)とゲートウェイサービスを指定し、実行ボタンを押します。
36.jpg

はいを押します。
38.jpg
ABAP System のバージョンデータが収集され、RFCを使用して SLD へ転送し、データ収集ジョブがスケジュールされます。
39.jpg
ジョブはシステム起動時と最初の画面にある様にデフォルトでは720分毎に実行されます。
ABAPにSPを適用するとその結果が自動的にSLDに反映されます。
40.jpg

続いて JavaSystem を登録します。
Visual Administrator を起動してログオンします。
42.jpg
Server n n_nnnnn\Service\SLD Data Supplier を開きます。
まずは、CIM Client Generation Settings タブにて CIMClient Test を実行します。
Host名等々はSLDの実行されているJavaSystemの値になります。
45.jpg
テスト成功
46.jpg
次に本名の HTTP Settings (Data Supplier) で SLD への接続設定をします。
Host名等々はSLDの実行されているJavaSystemの値になります。
Save して、画面上方の転送ボタンを押します。
47.jpg
Yes で SLDに JavaSystem のデータを転送します。
48.jpg
Successfully! が返ってくれば成功です。
49.jpg

続いて、登録したそれぞれのシステムの内容を確認します。
以下のURLからSLDにログオンします。
http://<FQDN>:5nn00/sld
技術システムのリンクを選択します。
52.jpg
技術システムタイプに全てを選択して開始ボタンで検索します。
先程登録した ABAP System と Java System が登録されているのが確認出来ます。
システムがダブって登録されていたり、<SID>0000 等と登録されている場合は一度、登録されているものを削除してから、もう一度登録し直すとよいと思います。
53.jpg
Solution Manager 7.0 は SLD に登録された内容を ABAPの Tr.SMSY に取り込みます。
下の画面は SLDのデータが SMSYに取り込めていない状態です。
56.jpg
取り込みは即時反映ではないので、即時反映させたい場合は、Tr.SE38 から RSGET_SMSY を実行します。
57.jpg
Tr.SMSY は以下の様になります。
製品システム SOLUTION MANAGER に今回作成したシステムが登録されています。
59.jpg
関連にチェックが付いてないためワーニングになってますので、変更モードにして、関連にチェックします。
ついでに Java に技術システムとシステムタイプも設定します。
60.jpg
ABAP Stack には SP Level まで正しく反映されています。
64.jpg
Javaの方は…
65.jpg

SLD設定は以上です。
後のSolutionManagerの設定は、Tr.SOLUTION_MANAGER にて設定していくのですが、
04m.jpg
SAPのドキュメント「SAP Solution Manager 7.0 サポートパッケージスタック(SPS) 19-21 初期設定ガイド」を見て頂くのが分かり易いと思います。
00m.jpg
…おっと、このドキュメントが削除されてる?

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。