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SLES11 の iSCSI [HDD]

SLES11ではOSインストール時にiSCSIを選択するという事は無いのですが、使用するには Target や Initiator をインストールする必要があります。
管理ツール群の YaST に iSCSI Target と Initiator のアイコンがあり、クリックして起動すると、初回にツールがインストールされます。
iscsi_1b.jpg
インストールにはSLESのインストールDVDが必要になります。
マウントしたら install ボタンを押してインストールします。
iscsi_1c.jpg

まずは、iSCSI Target の設定です。
Serviceタブでサービスの起動をブート時で自動で行うか、手動で行うかを指定します。
その他、今回は設定しませんが、iSNSサーバへiSCSI Targetの情報を登録する場合はそのサーバを指定します。
それと、ファイアウォールを設定している場合はiSCSIで使用するポートの解除が出来ます。
iscsi_2.jpg
Globalタブで Dicovery で使用する CHARP の認証情報を設定します。
複数設定出来る Incomming の認証と Outgoing の認証情報を設定出来ます。Incoming と Outgoing では別々のユーザ名にする必要がふるそうです。
この設定は Initiator 側と揃える必要があります。
また、製品によても違ってきますので注意が必要です。SUSEはInitiator 側にも同じ設定がありますが、RedHatだと少し違っていたり、MSだとその設定はどこに該当するのやら…
iscsi_3.jpg
Targetsタブでは、Add ボタンで Target を追加します。
iscsi_4_0.jpg
そして、Target に公開するディスクを追加していきます。
iscsi_4_1.jpg
追加するディスクは基本的にはfileioで未フォーマットのパーティションかnullioでブロックデバイスになる様です。
iscsi_4_2.jpg
続いて Target を使用するための CHARP 認証情報を設定します。
今回は Incomming に認証情報を設定しています。
iscsi_5.jpg
Targetの設定は完了です。
iscsi_6.jpg
最後に、設定を反映させるためにサービスを再起動するか聞かれるので、Yesを選択します。

ディスクを繋いで使う方の iSCSI Initiator の設定です。
基本的に Target と Initiator は別のサーバになります。
SLES11では YaST にアイコンがあり、そこで設定します。
ServiceタブでInitiatorサービスの起動をブート時に行うか、手動で行うかを指定します。
initiator_1.jpg
まだ接続設定をしていないので、最初に Discovery タブで Target サーバを検索します。
initiator_2.jpg
Target サーバ名とポート番号を入力し、認証が必要な場合は、認証情報を入力します。
今回、Target側で Incomming で認証設定しているので、Initiator 側も Incomming の認証設定をしています。
initiator_4.jpg
Target側のサーバも Initiator側のサーバもネットワークが2つあるので、2つの Target が見つかります。
同一サーバの同一Targetが2つのままだと、うまく接続出来ない様なので、不要な方を削除して、Log in します。
initiator_5.jpg
initiator_6.jpg
ここで、Target Log in 用に認証情報を入力します。
今回、Target側で Incomming で認証設定しているので、Initiator 側も Incomming の認証設定をしています。
テスト接続なので、接続が manual になってますが、システム起動直後から使用する場合は automatic 、システム起動時に必要な場合は on boot を選択します。
initiator_7.jpg
Connected がTrue になります。
initiator_8.jpg
Connected Target の方も一覧表示されます。
initiator_9.jpg
ログインすると、ディスクが SCSIとして見え、使える様になります。
/dev/sdb ~ /dev/sdg が今回接続したドライブです。
実際に使う時はパーティションを切り、フォーマットする必要があります。
initiator_A.jpg

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