SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール⑤ [SAP]
④ではインストーラーである sapinst を使って Solution Manager のインストールを開始して、DBMSである Oracle のインストールを要求されたところまででした。
今回は Oracle11g のインストールです。
SAPで使用するOracleはSAPにカスタマイズされたものを使用します。
インストールを促されるので、別の画面を開いてOracleのインストールをしても良いのですが、今回は Cancel で一旦 sapinst を中断します。
sapinst を中断しても、もう一度 sapinst を実行し直せば、中断した所から再開します。
もう一度確認されるので、ここは stop します。
OSをログアウトし、
Oracle管理者ユーザ ora(sid)が sapinst で登録されているので、そのユーザでログインし直します。
Oracleのインストールは x-window の画面を使用するので、xeyes 等で画面が表示されるのを確認します。
ちなみに、Oracle11g のインストール画面は 800x600 の画面サイズが最低で作られている様で、それより小さいとまともに動かない様です。
特に縦600より小さいとダメな感じです。
そういった訳で SLESのメニューバーが画面下ではなく画面左になってます。
800x600より大きくして Oracle11g のインストールをする事をお勧めします。
Oracleのインストール媒体は /oracle/stage に展開されており、SAP用のインストーラが /oracle/stage/112_64/database/SAP にあるのでこれを実行します。
RUNINSTALLER
この画面は何もせず Next します。
警告されますが、OKで続行します。
Skip software updates で Next します。
install database software only で Next します。
今回はRACではないので Single instance database installation で Next します。
English が選択されているので、このまま Next します。
Enterprise Edition を選択して Next します。
SAPでは Enterprise Edition のみを使用します。
Oracle Base と Software Location はプリセットされているので、そのまま Next します。
Inventory Directory もプリセットされているので、そのまま Next します。
警告が出ますが、Yes で続行します。
Database Administrator Group に dba が、
Database Operator Group に oper がプリセットされているので、そのまま Next します。
OS環境がチェックされ、不足するカーネルパラメータやライブラリを指摘されます。
Fix & Check Again ボタンを押します。
不足するカーネルパラメータを設定するスクリプトとその場所が提示されるので、 root で実行する様に指摘されます。
新規にターミナルを開き、su - root で root になり、先のスクリプト runfixup.sh を実行します。
runfixup.sh を実行して再チェックすると以下の様になります。
本来は何も残らないのが望ましいのですが、今回は3件残ってしまいました。
OS Kernel Parameter の shmmax は OSインストール時に入れた SAP Application Base で shmmax に大きすぎる値が入るみたいです。そのままにしました。
Packages の libstdc++43 と libgcc43 は、上位バージョンの libstdc++46 と libgcc46 がインストール済みで、43のバージョンが要求されているのがおかしい様です。
無視するべき指摘なので、画面右上のIgnore xxxxx にチェックして Next します。
警告が出ますが、Yes で続行します。
Oracle11g は Oracle10g に比べて画面が多くなっている事もあり、
次回も Oracleインストールの続きです。
今回は Oracle11g のインストールです。
SAPで使用するOracleはSAPにカスタマイズされたものを使用します。
インストールを促されるので、別の画面を開いてOracleのインストールをしても良いのですが、今回は Cancel で一旦 sapinst を中断します。
sapinst を中断しても、もう一度 sapinst を実行し直せば、中断した所から再開します。
もう一度確認されるので、ここは stop します。
OSをログアウトし、
Oracle管理者ユーザ ora(sid)が sapinst で登録されているので、そのユーザでログインし直します。
Oracleのインストールは x-window の画面を使用するので、xeyes 等で画面が表示されるのを確認します。
ちなみに、Oracle11g のインストール画面は 800x600 の画面サイズが最低で作られている様で、それより小さいとまともに動かない様です。
特に縦600より小さいとダメな感じです。
そういった訳で SLESのメニューバーが画面下ではなく画面左になってます。
800x600より大きくして Oracle11g のインストールをする事をお勧めします。
Oracleのインストール媒体は /oracle/stage に展開されており、SAP用のインストーラが /oracle/stage/112_64/database/SAP にあるのでこれを実行します。
RUNINSTALLER
この画面は何もせず Next します。
警告されますが、OKで続行します。
Skip software updates で Next します。
install database software only で Next します。
今回はRACではないので Single instance database installation で Next します。
English が選択されているので、このまま Next します。
Enterprise Edition を選択して Next します。
SAPでは Enterprise Edition のみを使用します。
Oracle Base と Software Location はプリセットされているので、そのまま Next します。
Inventory Directory もプリセットされているので、そのまま Next します。
警告が出ますが、Yes で続行します。
Database Administrator Group に dba が、
Database Operator Group に oper がプリセットされているので、そのまま Next します。
OS環境がチェックされ、不足するカーネルパラメータやライブラリを指摘されます。
Fix & Check Again ボタンを押します。
不足するカーネルパラメータを設定するスクリプトとその場所が提示されるので、 root で実行する様に指摘されます。
新規にターミナルを開き、su - root で root になり、先のスクリプト runfixup.sh を実行します。
runfixup.sh を実行して再チェックすると以下の様になります。
本来は何も残らないのが望ましいのですが、今回は3件残ってしまいました。
OS Kernel Parameter の shmmax は OSインストール時に入れた SAP Application Base で shmmax に大きすぎる値が入るみたいです。そのままにしました。
Packages の libstdc++43 と libgcc43 は、上位バージョンの libstdc++46 と libgcc46 がインストール済みで、43のバージョンが要求されているのがおかしい様です。
無視するべき指摘なので、画面右上のIgnore xxxxx にチェックして Next します。
警告が出ますが、Yes で続行します。
Oracle11g は Oracle10g に比べて画面が多くなっている事もあり、
次回も Oracleインストールの続きです。
niceの押し逃げで済みません。
by musselwhite (2012-11-09 16:56)