SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(28)

(27)は操作モードにプロセス配分を割り当てました。
(28)は操作モードのチェックです。


プロセス配分を操作モードに設定して、タイムテーブルも設定したのに、プロセスが切り替わらない場合があります。
切り替わらない理由はいろいろあると思いますが、Tr.RZ03 で操作モードの状態チェックが出来ます。
今回も以下の警告となってました。

警告になっているサーバを選択して、メニュー 監視 - ステータス詳細 を選びます。

警告内容が 作業ディレクトリに差異 となっていて、 Tr.RZ04 でサーバを登録した時に、自動的に設定されたインスタンス名とホームディレクトリが実態とは違って登録されてしまっているのが原因でした。

Tr.RZ04 のインスタンスと操作モードのプロセス配分の画面に戻ります。

設定を修正するサーバを選択して、メニュー インスタンス - インスタンス更新 - 一般データ を選択します。

修正するべきインスタンス名とホームディレクトリを変更するには 詳細変更 ボタンを押します。

インスタンス名とホームディレクトリに G が抜けているので、追加して修正します。

保存すると、プロファイルのチェックが行われます。

この画面に戻ってきますので保存します。

改めて Tr.RZ03 でチェックすると、警告が消えているのが確認できます。
もしくは、操作モードに差異 になってます。

操作モードに差異 であれば設定は合っているので、SAPを再起動するか、しばらく待つか、Tr.RZ03で操作モードを手動で切替えます。

操作モードを手動で変更するには、Tr.RZ03 でサーバを選択して、操作モード選択ボタンを押します。

変更したいモードを選択して、選択ボタンを押します。

現在の操作モードが切替ります。

メニュー 制御 - 操作モード切替 - 全サーバ 又は 選択サーバ を選択します。

はい を選択して切替ます。

今回は NightMode から DayMode へ変更したので、プロセス一覧は以下の様になりました。
2,7,13番のプロセスがBDGからDIAに切り替わってます。


操作モードは以上です。
いくら切り替えられるからといって、ダイアログプロセスを少なくし過ぎるとシステム的に不都合なので注意願います。
また、実行中のプロセスは切り替わらないので、モード切替後に切り替わらないプロセスがあってバッチプロセスが不足するといった事もあり得ます。
NetWeaver7.0EHP1まではそれ程積極的に使う事もないと個人的には思ってます。

次回から標準ジョブの設定をしようと思います。