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AD 操作マスターの移行 [OS]

ActiveDirectory ではドメインサーバーを複数で構成する事が出来ますが、一部の機能については分散する事が出来ず、操作マスターとして一つのサーバで役割を担っています。
操作マスターは5つあるので、それぞれを分散させる事は出来るのですが…管理をさぼると1つのサーバに集中してそのままだったりします。

その操作マスターを、まず確認します。
確認の方法はいくつかある様です。
ntdsutil というコマンドで確認しました。
Roles - conections - connect to domain <ドメイン名> - quit - Select operation target - List roles for connected server - quit - quit - quit
事前確認.jpg
5つの操作マスターが全て1つのサーバに割り振られています。

このサーバが古くなってきたので、別のサーバに変更します。

移行先のドメインサーバーにログオンします。

[スキーママスタ]
スキーママスタの移行は Active Directry スキーマ スナップインで移行します。
しかし、このスナップインは標準では管理ツールメニューには無いので、mmc を起動して、スナップインを追加する必要があります。
ファイル名を指定して実行で mmc を起動します。
スキーマ01.jpg
メニューから ファイル - スナップインの追加と削除 を選択します。
スキーマ02.jpg
Active Directry スキーマ を追加します。
スキーマ03.jpg
Active Directry スキーマ を選択して右クリックしてメニューから Active Directory ドメインコントローラ変更 を選択します。
スキーマ04.jpg
移行先のサーバを選択します。
スキーマ05.jpg
以下のメッセージが出ますが、OKで続行します。
スキーマ06.jpg
サーバが切り替ったところで、改めて Active Directry スキーマ を選択して右クリックしてメニューから 操作マスター を選択します。
スキーマ07.jpg
移行元と移行先のサーバが表示されているので、変更ボタンを押して変更します。
スキーマ08.jpg
スキーマ09.jpg
スキーマ10.jpg
スキーマ11.jpg

[名前付けマスタ]
名前付けマスタの変更は、管理ツールにある Active Directory ドメインと信頼関係 からら実施します。
Active Directory ドメインと信頼関係 を選択して右クリックしてメニューから 操作マスター を選択します。
名前付け01.jpg
移行元と移行先のサーバが表示されているので、変更ボタンを押して変更します。
名前付け02.jpg
名前付け03.jpg
名前付け04.jpg
名前付け05.jpg

[PDC,RID,インフラストラクチャ操作マスター]
残りの操作マスターの変更は、管理ツールにある Active Directory ユーザーとコンピューター から行います。
ドメインを選択して右クリックしてメニューから 操作マスター を選択します。
PDCRIDIF01.jpg
それぞれの操作マスターのタブがあり、移行元と移行先のサーバが表示されているので、変更ボタンを押して変更します。
PDCRIDIF02.jpg
PDCRIDIF03.jpg
PDCRIDIF04.jpg
PDCRIDIF05.jpg
同じように他の操作マスターも変更します。
PDCRIDIF06.jpg
PDCRIDIF07.jpg

最後に移行された事を確認します。
ntdsutil でももちろんOKですが、 netdom query fsmo の方が簡単でした。
結果確認.jpg
ntdsutil の方はこのツール上で操作マスターの変更が出来る様です。



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