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SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC ⑧ [SAP]

SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC です。
前回は RAC/ASM/Exsadata Preparation を行いました。
今回は sapinst で Oracle のインストール直前までを行います。
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SAPのDatabase Instance のパラメータを事前に全て入力しないといけないので、長いです。

・Database Instance … Oracle Install 前まで
これは RACのプライマリノードで行います。
root でログオンして、SWPMを解凍して出来た sapinst を実行します。
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ASCSは後回しにして、Database Instance のインストールを行います。
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Custom を選択して Next
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前回の RAC/ASM/Exsadata Preparation で一応フォルダとプロファイルが出来てるみたいなので、そのまま Next します。
ASCSをインストールしていない Database Instance ではチェックを外しても大差ないと思います。
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マスターパスワードを入力します。
マスターパスワードはあわゆるパスワードのデフォルト値として参照されます。
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OracleのSIDと Oracle Database instration for に RAC on Oracle ASM を選択、Select type for RAC に RAC on Oracle ASM を選びます。
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カーネルDVDを指定します。
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OSのカーネルパラメータがチェックされます。
SAPの推奨通りであればこの画面は出てきません。
今回はカーネルパラメータはOracle用に設定したため、チェックに引っかかってます。
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そのまま Nextすると、メッセージボックスが出てきます。
チェックを無視する場合は No ボタンを押すと先に進めます。
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Export DVD の場所を指定します。
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Reuse Database で、新規インストールの場合は Install Database を選択します。
Instance RAM は、今回はデフォルト値にしています。
ABAP Schema は現在は固定で SAPSR3 パスワードはマスターパスワードが入っています。
今後主流になる ABAP SSFS にはチェックを入れています。
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DB Server と DB Client のバージョンとbitを選択します。今は両方とも Version は 112 で 64bit になります。
MaxDatafileSize は デフォルト 2000MB ですが、今回は 4000 にしています。データファイル数が約半数になるはず。
DB on Raw Device は、ASMにするので OFF にします。
Advance DB Configuration は、後で何か変更しようと思ってチェックしています。
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Oracleユーザの sys と system のパスワードを入力します。デフォルトではマスターパスワードが設定されています。
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Oracle RDBMS のDVDの場所を指定します。SAPでの Oracle は SAP用のスペシャル媒体です。
ただし、最近では Oracle Exsadata や Database Appliance 等のOracleが事前にインストールされている環境にも対応している様です。その場合は少し前の画面で Select type of RAC の選択で選択するのですが、すると、おそらくこの画面は出てこないのだと思います。
尤も、Oracleが既にインストールされていれば、この画面は出てきません。
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Oracle GRID の ORACLE_HOME や SID を入力するところですが、まだインストールしていないので、not installed にチェックします。
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ASM の格納先を指定します。
DATA を +DATA へ、RECO を +RECOへ、ARCH を +ARCH に対応付けます。
Compatible は 11.2.0.2.0 にしています。
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Oracle RAC のノード数と RACの SCAN Listener 名と ポート番号と RACのインスタンス番号の付け方を指定します。
ノード数は今回は2です。SCAN Listener 名はDBへ接続するための仮想ホスト名です。ポート番号はデフォルトの1521番にします。RACのインスタンス番号は 1桁か3桁なので、3桁にしました。
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RACノードのどのサーバがどの番号にするかを指定します。
RACでは UNDO 領域はノード毎に持つため、それぞれの場所と容量も指定します。
その下のパラメータで、cluster_database が false になっていますが、これは Database Instance のインストール中はクラスタとしては動作せず、インストール完了後に true になり、RACとして設定されます。
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各種データベースオプション設定の選択画面です。
この時のオプション選択は不足していました。
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Sapdata Directory Location on Database
ASMなので、/oracle/<SID>/sapdataN というフォルダではなく、ASM上の +DATA/<SID>/DATAFILE に格納されます。
この場合、sapdata1~4までが +DATA/<SID>/DATAFILE に格納されます。
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Create Database Parameters
これはデフォルトのままです。
Redo Log File Configuration
ASMなので、信頼性が対策されているのが前提なので Mirror が解除されてます。
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Database Control File Information
それでも、コントロールファイルは +DATA,+RECO,+ARCH の3箇所に分散して保持します。
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EXPORTデータのインポートのパラレル数です。
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インポート後に統計情報の更新を実施します。
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Oracle Client の媒体を指定します。
これも SAP用に用意されたものです。
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パラメータサマリーです。
修正する項目があれば、チェックを入れて Revrse ボタンで入力し直します。
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インストールを開始します。
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install database server software の所で以下の様にポップアップが出ます。
1.oracleというOSユーザにログインします。
2.Oracleインストールには X Window が必要です。
3./oracle/stage/112_64/grid に GRIDの媒体が展開されています。
4. ./runInstaller で GRIDをインストールします。
5./oracle/stage/112_64/database/SAP に Oracle Database server の媒体が展開されています。
6.環境変数 DB_SID の設定が必要です。
7. ./RUNINSTALLER で Oracle Database をインストールします。
これらが完了したら sapinst に戻って、下の OK ボタンを押して、Database Instance のインストールを続行します。
が、ここは Cancel で一旦中断します。
85m.jpg
Stop で中断して終わらせます。
Oracleのインストールが終わったら、sapinst を起動して続きから再開する事が出来ます。
86m.jpg
再開のつもりではいたのですが…

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