SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC ③

SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC です。
前回はDNSと共有ディスクであるiSCSIの構成でした。
今回はDBサーバーとなるサーバーの構築です。

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SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC ②

SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC です。
前回は概要の紹介だったので、実質ここからです。

・DNS 設定
Oracle RAC 用にDNSが必要になります。
今回は Windowsの AD の DNS を利用します。
DNSの設定といっても、使う予定のホスト名とIPアドレスを登録していくだけです。
といっても、以下あります。

iSCSI Target サーバ iSCSIネットワーク用IP pan-iscsi.soler.local
iSCSI Target サーバ 管理用パブリックネットワークIP pan.soler.local
DBノード1 iSCSIネットワーク用IP atlas-iscsi.soler.local
DBノード1 パブリックネットワークIP atlas.soler.local
DBノード1 プライベートネットワークIP atlas-priv.soler.local
DBノード1 仮想DBノードIP atlas-vdb.soler.local
DBノード2 iSCSIネットワーク用IP daphnis-iscsi.soler.local
DBノード2 パブリックネットワークIP daphnis.soler.local
DBノード2 プライベートネットワークIP daphnis-priv.soler.local
DBノード2 仮想DBノードIP daphnis-vdb.soler.local
SCAN Listener DB接続用仮想IP1 prometheus.soler.local
SCAN Listener DB接続用仮想IP2 pronetheus.soler.local
SCAN Listener DB接続用仮想IP3 prometheus.soler.local
SAP ASCS用仮想IP enceradus.soler.local
SAP CentralInstance pandora.soler.local

SCAN Listener 用に同じホスト名に3つのアドレスを割り当てます。1つでも動作はしますが、分散化という意味では複数必要になります。3つはOracle推奨だそうです。
また、DNSが無くても、各サーバの hosts を設定すれば一応、セットアップは出来る様ですが、SCAN Listener の動きが少し異なる結果になると思います。

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SAP ERP 6.0 EHP4 on Oracle RAC ①

Oracle Database に乗る SAP なので、Oracle RAC ( Oracle Real Application Clusters )でもSAPをサポートしています。
Oracle 10g の RAC からサポートしていて、いくつかのホワイトペーパーや SAPノートが出ていまして、2013年までは、非RAC環境でインストールしたSAPをRAC化する形でのインストールしかサポートしていなかった様ですが、最近は SWPM を使ったRACでの新規インストールやシステムコピーをサポートし始めた様です。(SAPノート1977393)
しかし…全然わかりません。ホワイトペーパーは前述の通り新規インストールとは異なり、インストールガイドにもまだ詳細は載っていない状態です。
そもそも、RAC が解かっていないのでどんな構成にしたら良いのか、操作はどうなるのか全く不明です。
幸いにして、RAC という事ではネットで検索すればそれなりに 実践して手順や説明、紹介されているサイトがあるので、それらを参考に構築してみました。
ちなみに私は Oracle RAC 初心者です。

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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(50)

(49)からSLDの設定をしています。
SLDとは、System Landscape Directory です。
複雑になりすぎたSAPシステムの情報を一元管理して提供しようという事らしいです。
今回はABAPやJavaSystemのインスタンス情報をSLDに登録します。

まずはABAP System を登録します。
Tr.RZ70 を開きます。
SLDブリッジ:ゲートウェイ情報のホスト名にSLDの稼働するサーバのホスト名(今回の場合は自分自身)とゲートウェイサービスを指定し、実行ボタンを押します。

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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(49)

久しぶりにSAP Solution Managerの続きです。
(45)から(48)までは ADS の設定を行っています。
今回からSLDの設定をします。
SLDとは、System Landscape Directory です。
複雑になりすぎたSAPシステムの情報を一元管理して提供しようという事らしいです。

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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(48)

(45)から ADS の設定を行っています。
ADSとは、Adobe Document Service です。
前回からADSの確認をしています。

ABAPからの宛先サービスの確認です。
Tr.SA38 で FP_CHECK_DESTINATION_SERVICE を実行します。

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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(47)

(45)から ADS の設定を行っています。
ADSとは、Adobe Document Service です。
前回までの設定ではまだ一部抜けている設定があります。
Form は SAP Interactive Forms 等で作成しますが、その Interactive Forms を登録する場合に必要な Reader Rights Credential (使用権の信用証明書) の登録です。
SAP ノート 736902 に従って要求すれば信用証明書を入手する事が出来ます。特にお金が必要になる訳ではありませんが、この信用証明書はSAPのインストールNo.に依存するそうで、他の会社のSAPには使用できません。
この信用証明書は、
/usr/sap/<SAPSID>/SYS/global/AdobeDocumentServices/TrustManagerService/trust/credentials ディレクトリにコピーします。


さて、本題のADSの確認です。

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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(46)

(45)から ADS の設定を行っています。
専用のユーザやロールの設定を行いました。
ADSとは、Adobe Document Service です。

下はSolutionManagerに用意されているのフォームの印刷プレビューです。

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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(45)

(44)では Java VM オプション設定を行っています。
今回は SAPインストール後のDBMS設ではなく、今回から ADS の設定になります。
SAPインストール後のDBMS設は大分前にやってました。
http://ojaoki.blog.so-net.ne.jp/2012-11-16

ADSとは、Adobe Document Service です。
詳細とその設定は下のURLを参照して下さい。
http://help.sap.com/saphelp_nw70ehp1/helpdata/ja/37/504b8cbc2848a494facfdc09a359b1/content.htm?frameset=/ja/9e/ccf62fff3e4a45a634e592dabb45d5/frameset.htm
● 紙の文書におけるのと同様なインタラクティブフォームの登録および配置
● オンラインおよびオフラインシナリオフォームでの作業
● PDF 文書の注釈付けおよび PDF ドキュメントレビューでのコラボレート
● SAP システムに含まれるデータからの動的PDF 文書の生成
● フォームを使用したデータ取得および SAP システムへのそのデータの直接インポート
● ユーザへの PDF 文書のデジタル署名の許可
● PDF 文書への添付文書としてのその他のファイル形式の埋込
SAPからのPDFへの印刷という意味では必要ないのですが、Adobe LiveCycle Designer や SAP Interactive Forms で作成したフォームを処理します。

下はテストプログラムのテストフォームの印刷プレビューです。

設定方法はNetWeaverのインストールガイドには載っていなく、オンラインヘルプにあります。
ただ、このガイドはテストから始まっていまして、何も設定していない状態からだと、必ずエラーになり、順番的にどうかと思いますので、順番を入れ替えて設定していきたいと思います。
今回の設定はSSLを使用しない基本認証を使用した設定を行います。

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SAP Solution Manager 7.0 EHP1 のインストール(44)

(43)では Java初期設定で Java System の Administrator のコピーを行っています。
今回は Java VM オプション設定になります。

Java System の Dispatcher や Server の起動時に指定する各種オプションをSAP推奨に設定します。
使用しているJRE/JDKによって使用する又は使用できるオプションが違い、詳細はインストールガイドではなく、ノートを参照する事になります。
とは言え、だいたいの設定は sapinst がインストール時に設定してくれます。
ただし、最新の情報は加味されていないので、各ノートを見て調整する必要があります。

設定は configtool で行います。

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